【シニアライフ満喫の鍵は、健康寿命を延ばすこと!】ところで、それって何歳ですか?

ためになる話しメモ

サワディーカップ!バンコクでの仕事が31年目になるシニアライフのビギナー(65歳)です。34歳の頃タイに派遣されまして、その後一度も日本の職場に戻ることなく今に至っています。40歳頃からプロジェクトマネジメントを中心に仕事をやって来まして、今はその経験の集大成としてDXへの連係を試みているところです。一筋縄では行きそうにありませんが💦「思うは招く」を信じて日々格闘です😵‍💫

基本的にプロジェクトは有期限。人生も同じで有期限です。
プロジェクトの方は、開始日と完了日が決まっているのに対して、完了日(寿命)を想定し辛い人生とは随分違うようにも思えますが、実は世の中で実行されて来た多数のプロジェクトは、色々な事情で仕様や構想が変わったり、又スケジュールも大幅に延びたり縮まったり、時には突然無くなったりしますので、やっぱり人生と似ていると思います。
とはいえ、プロジェクトの開始時点では完了日は決まっていて、それに見合う予算やリソースが計画される
のが普通です。
さて、人生の場合はどう考えるかですが、最もシンプルな方法は、日本人の平均的な
健康寿命と寿命を自分のタイムベースラインとおくことかと思います。そしてそれに沿った、やる事、時間割、資金計画などを立案します。

さて、ここで健康寿命についてですが

世の中で言われている ”健康寿命“って、実は”統計の取り方に疑問😩!”なる声が多く、実際には、なんらかの支援や介護が必要な方もおられるものの、”それなりに自力で生活できる健康状態”と定義すれば、その健康寿命は、男性80歳以上、女性83歳以上と言ってよさそうな気がします。

確かに、下のHINTにある質問ですと、アンケートを取った日に風邪でも引いていたら、「はい、貴方は健康寿命に達しています~!」と分類されることになりそうです。

以下、その根拠になる数字です。

70代後半まで僅か約1割、80代前半でも約3割弱、85歳以降になって加速して約6割、
年代別の人口に占める要介護認定者の割合について、80歳を超えたあたりから26%と加速傾向ですが、80歳前まではまだ12%レベルで収まっています。
つまり8人中7人は介護を受けることなく、自力で生活が出来ていることになります。

<厚生労働省「介護給付費等実態統計月報」(2023年1月審査分)、総務省「人口推計月報」(2023年1月確定値)を元に作成>

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要介護・要支援認定者数を要介護(要支援)別に見ると、最も多いのは要介護1で、その次が要介護2、要支援1と続きます。

各要介護区分と心身の状態
区分 心身の状態
自立 日常生活に支援や見守りが必要ない。
要支援1 基本的な日常生活動作は自分で行えるが、一部動作に見守りや手助けが必要。
要支援2 筋力が衰え、歩行・立ち上がりが不安定。介護が必要になる可能性が高い。
要介護1 日常生活や立ち上がり、歩行に一部介助が必要。認知機能低下が少しみられる。
要介護2 要介護1よりも日常生活動作にケアが必要で、認知機能の低下がみられる。
要介護3 日常生活動作に全体な介助が必要で、立ち上がりや歩行には杖・歩行器・車いすを使用している状態。認知機能が低下し、見守りも必要になる。
要介護4 要介護3以上に生活上のあらゆる場面で介助が必要。思考力や理解力も著しい低下がみられる。
要介護5 日常生活全体で介助を必要とし、コミュニケーションを取るのも難しい状態。

出典:厚生労働省

 

事実、親を含め沢山の高齢者の方々を見て来ましたが、80歳前まではごく普通に生活している人ばかりで、足腰が弱って動けなくなるのは更にずっと後のような気がしました。私の田舎でも、80歳超えの方が元気にグランドゴルフや畑仕事をやっておられる光景は普通です。
杖を使っているからと言って健康寿命に達していると言うのもちょっと早過ぎると思います・・・・
いずれにせよ、エイジテックを可及的速やかに発展させて、健康寿命をドラスティックに、もっともっと延ばす工夫が急務だと思います。人生100年時代です!
【エイジテック!自立の為のバリアフリーとは?】生涯を終の棲家で過ごす秘策♪

以下、厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトからの抜粋です。
健康寿命の定義と算出方法
健康寿命とは、集団の健康状態を表す健康指標の一つです。従来は平均寿命が広く用いられてきましたが、生きている状態(QOL:生活の質)を勘案することが重要であるとの認識が高まり、死亡データだけでなく生きている状態のデータを組み合わせた「健康統合指標」として健康寿命が着目されるようになりました。我が国では、WHOが2000年に発表した世界の健康寿命ランキングで日本が世界一であったことが取り上げられたのを契機に国民の関心を呼び、同年に策定された健康日本21(第一次)においても「健康寿命の延伸」を最大の目標とすることが掲げられました。
健康寿命の定義
健康寿命とは、ある健康状態で生活することが期待される平均期間を表す指標です。これは、算出対象となる集団の各個人について、その生存期間を「健康な期間」と「不健康な期間」に分け、前者の平均値を求めることで表すことができます。
健康寿命を算出するうえで課題となるのが、「健康」と「不健康」の定義とそれに基づく算出方法です。算出方法には、健康な状態と不健康な状態とに二分して健康な状態の期間を表す方法と、不健康な状態をレベルによって重みづけし、完全な健康(full health)に相当する期間として表す方法に大別されます。我が国が採用している健康寿命は前者を、WHOが発表している各国の健康寿命(HALE, Healthy Life Expectancy)は後者の方法を採用しています。
国民生活基礎調査をもとに健康寿命を算出
健康日本21(第一次)当時は健康寿命の算出方法は明確に規定されておらず、具体的な数値目標が示されませんでした。しかし、2012年に策定された健康日本21(第二次)では下記のように「日常生活に制限があること」を不健康と定義し、3年ごとに実施される「国民生活基礎調査(大規模調査)」で得られたデータをもとに算出することになりました。
(1)「日常生活に制限のない期間の平均」(主指標)
「あなたは現在、健康上の問題で日常生活に何か影響がありますか」という質問に対して、「ない」という回答を「健康」とし、「ある」という回答を「不健康」として、サリバン法*により算出します。
(2)「自分が健康であると自覚している期間の平均」(副指標)
「あなたの現在の健康状態はいかがですか」という質問に対する、「よい」「まあよい」「ふつう」という回答を「健康」とし、「あまりよくない」「よくない」という回答を「不健康」として、サリバン法により算出します。

「健康日本21(第二次)」では、前者を主指標、後者を副指標と位置付け、この2つの指標により健康寿命を評価することにしましたが、これまでの「健康寿命の延伸」のみならず、「不健康な期間」である「平均寿命と健康寿命の差」の短縮(「平均寿命と健康寿命」 参照)にも着目し、目標とすることになりました。*サリバン法
毎年必ず10万人が誕生する状況を仮定し、そこに年齢別の死亡率と、年齢別の「健康・不健康」の割合を与えることで、「健康状態にある生存期間の合計値(健康な人の定常人口)」を求め、これを10万で除して健康寿命を求めます。なお、我が国の現行指標では、簡易生命表から5歳階級別の定常人口、国民生活基礎調査から5歳階級別の「健康・不健康」の割合を得て、「健康な人の定常人口」を求めています。

 

本当は、、
人の寿命は生まれた時から決まっていて、例えば、40歳までしか生きなかった人は、40歳までに自分の使命を終えているとのことです。ですから、仮に、天才作曲家モーツアルトが35歳以上長生きしたとしても、それ以降、彼は何も作曲できなかったことになりますね。。

以前投稿させて頂いた記事に、少しですが私の考えを書いています。よろしければ参照下さい。
今日、追加したい箇所は、”現実的な健康寿命”です。
又、計画通りにならないのが世の常です😭 “統合変更管理”が重要なポイントです😎
【自分の寿命は誰にも分かりません】だけどデータを使って仮説⇒計画は立てられます!

 

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