【一条・断熱と蓄熱】欧州の石の家は、ほんわか暖かい!一条の家と同じ原理??

ためになる話しメモ

サワディーカップ!
先週、スコットランドのアバディーンに行った際に、石造りの家のほんわかする暖かさに魅せられまして、一条工務店の家との違いについて少し調べてみました。

この”ほんわかする暖かさ”は、シニアライフの高いQOL達成に是非欲しい要素だと感じました。上手く表現できませんが、体の表面で感じる暖かさではなくて、体の中からふわーっと感じる暖かさです!

※ 言葉の使い方、解釈がおかしな点もあろうかと思いますが素人ということでご容赦下さいませ_(._.)_

【私の結論】
一条の家は、”ほんわか暖かい家”と言えそうです!
【理 由】
ヨーロッパの石造りの家も一条の家も、断熱に対する考え方は同じようです。
つまり、どちらも 家の中の空気を暖めるのではなく、家そのものを暖める と言うことらしく断熱性能が大きく関係します。
一般的に”高断熱”とは、ある素材に対して熱が入って行きにくく、一旦入った熱は外へ出にくい!と言うことでして、結果、大きな熱量を壁や床に長時間蓄えていられる蓄熱性能に優れていると理解して間違いではなさそうです。(断熱性能=蓄熱性能ではない気もしますが)
ですから、一条工務店の壁や天井に入っている分厚いウレタンが大量の熱を蓄え、輻射熱で家の中をムラなく連続的に暖め続けることが出来るのだと思われます。
熱容量の大きな素材は内部に熱を貯め込んでゆっくりと放熱していきます。石焼き芋の様に。
寒い日に、暫く玄関ドアや窓を開けっ放しにしても、建物に大量の熱が蓄熱されているので暫くすると部屋全体が元の室温に回復することになります。一方もし蓄熱したものが何も無ければ、部屋は冷え切ったまま元の温度に戻ることはありませんね。
床暖のスイッチを入れてから昇温に数日かかったり、スイッチを切っても数日部屋が暖かい理由はそこにありそうです。
以前、ドイツの友達(ルフトハンザ航空のCAさん)に、床暖は冬の間は入れっぱなしで、50℃ほどの温水を循環させていると聞いたことがありました。ボイラーのスイッチを切ったり入れたりすると都度高温のお湯が必要で、しかも部屋はなかなか暖まらずコストも相当割高になるのだそうです。
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よく「エアコンは付けっ放しが得か?」なる議論を耳にしますが、「部屋がしっかり高断熱仕様になってればYes!断熱材のないペラペラの壁ならNo!」だと思いました。.


 

↓こちらは、最近の欧州の家の壁です。
外側は、石やレンガで覆われ、真ん中に断熱材。そしてその内側にブロック。
二重壁構造になっています。
外側のレンガが風雨から家を守りつつ外から断熱。内側ブロックと真ん中の断熱材が暖炉や床暖の熱を蓄える蓄熱材で、輻射熱をじんわりと放射させながら部屋をほんわかと暖め続けてくれそうです。
因みに、石の蓄熱能力は、木材の60倍、空気の200倍だそうです。

断熱は、基礎部分も重要で、この動画も少し参考になります。
Insulated Monolithic Slab with Brick Veneer:


一条の玄関土間周りの断熱などもかなり気合が入っています!
【一条・玄関土間の断熱】従来と”断熱王”の違いは?

 

日本の家は、囲炉裏やコタツ、ストーブといった局部暖房が主流ですから、家そのものに熱を蓄熱すると言う概念がなかったと言うことですね。
ですから、窓も、壁も、天井もペラペラで、ストーブを消した直後に家の外と同じ気温に向かって急降下ですね! → 布団へ直行!!

アバディーン、また行ってみたい街です!

 

 

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