【一条・床暖房の凄さを体験】窓の断熱性能の一次評価も!

我が家の仕様

サワディーカップ!
昨年、終の棲家にと一条工務店のグランスマート平屋を新築しましたシニアライフビギナー65歳です。今はまだ現役サラリーマンでバンコク駐在です。

先月(4月)は、一時帰国休暇を利用して家の設備を色々と使ってみることが出来ました。
今日は、”一条工務店の床暖房の威力について”のお話しです。

床暖を試した時の家の状態

  • 今年の4月。
    外気温は20℃前後で、朝夕は16℃以下になることが多かったです。
  • 家中の床暖をONにし、温度設定はどのゾーンも一律27℃に設定しました。
  • 温度測定は、床暖のスイッチを入れて約一週間後です。
  • 家で使っていた設備は、換気設備(デシカント)と加湿器のみで、各部屋のサーキュレーターやエアコンなどは一切使っていません。
  • 表面温度の計測に使ったディバイスは、Dretec(ドリテック)製の温度計(測定可能範囲は-30℃~+400℃)

温度を測定してみた結果は?

データのn数が僅かですので、あくまでも中間報告_(._.)_です。
【計測結果】
脱衣所、浴室、トイレ、キッチン、パントリー、それにロフトの床、天井も含め、どの場所も24℃前後で、壁、玄関ドア、天井などの表面温度も同じく23~24℃。
家全体がムラなく同じ温度でした。

色々なユーザーさんからの情報通り、家の中の温度はどこも均一で、これは家の断熱性能と、家中に張り巡らされた床暖の凄さを証明しているのだと思います。
また、一条工務店の最新スペックでは、土間断熱やドアの断熱性能が一段と向上したようですが、我が家のような旧スペックでも、玄関周りだけ温度が下がるようなことはありませんでした。恐らく極寒の気象状況下で最新スペックはその威力を発揮するのかも知れません。


↑さすがにドアは多少温度が低いかと思いましたが、他の場所と同じ24℃でした。
因みに、この時のドア外側の表面温度は16℃でした。

ただ、太陽の日が直接当たる、南側の窓だけは、

★ ハニカムシェードを閉めていた状態の窓ガラスの表面温度は31℃
★ ハニカムシェードの部屋側の表面温度は27℃
★ ハニカムシェードのすぐ横の壁の表面温度は24℃
でした。

↓壁は、どこも一律ほぼ24℃。

↓これは、南側の窓で正午頃。窓には日がしっかりと当たっています。
すぐ横の壁の表面温度が24℃だったのに対して、ハニカムシェードの表面温度は27℃。

↓ハニカムシェードを巻き上げて、窓ガラスの表面温度を測ってみたら31℃でした。
ハニカムシェードと窓ガラスの間が温室のようになって暑くなっていました。
ここばかりは流石に他と同じ24℃とはいかないようです💦
冬は部屋の温度上昇に寄与するのでデメリットはありませんが、問題は夏ですね!
次回、夏に帰省した際に再度窓周りの断熱状況は観察してみようと思います。

窓を介しての熱の移動は結構大きそうだなぁ💦と改めて感じました。
やはり『家の断熱を極める鍵は窓にあり』だと思います。
【一条・4枚ガラスの窓って凄いけど】もっと断熱を極める工夫はないかなぁ?

 

床暖の仕組みをザックリおさらいしますと、

一条の床暖は、ポカポカしません。
配管の中を流れているのは生ぬる~いお湯です。
ですから、床の表面温度を測っても壁と変わらない温度。
畳みでゴロゴロしてもポカポカしません。低温やけどなんて心配は全く不要です。
噂通り真冬でも半袖で生活できそうです。
ですから、常夏の国タイでの生活が日本でも出来そうです。
夏は、気温より低い温度の冷水を流すことで床冷房となります。

↓コントロールパネルです。
我が家の場合は、5つのゾーンをコントロールします(上の二個)

↓これは、所々にある温度センサーです。各ゾーンの温度を計測します。

各ゾーンの温度を観察しながら、このヘッダーでお湯の循環を制御しています。
お湯や冷水が家中を駆け巡り、熱交換を終えてここヘッダーボックスへ戻って来ます。
電磁バルブ(黒い部品)が7個並んでいますが、これで5つのゾーンを制御しています。

 

床冷暖システムとレイエアコンは同時には使えませんが、不便なく使い分けは可能。
床暖運転中、ちょっと部屋が暑くなったのでレイエアコンのスイッチを入れてみましたら床暖の方は自動的に停止しました。
暫くして部屋が涼しくなったのでレイエアコンを停止。床暖は自動復帰しませんでしたので、床暖のコントロールパネルまで行って床暖のスイッチをON。
床暖は、何事もなかったように、レイエアコン始動前のモードで運転を再開しました。
レイエアコンが動いている間は床暖は止まっていたわけですが、仮に数時間止まっていても高断熱・高蓄熱の家ですからその影響は僅かだと思いました。

これは、”同じヒートポンプを使っているから”という単純な理由だと思います。

 

まとめ

今回、暑くなる前に床暖の性能を試すことが出来てよかったです。
結果的には、想像以上に家中の温度が均一に保たれているのにはビックリさせられました。
また、家中の窓を一斉に開けて一時的に室温を下げても直ぐに元の室温に戻る蓄熱性能も凄いと思いました。『年中T-シャツで過ごせる家』も正しいと思いました。
まだ長期間グランスマートに住んだ訳ではないので評価は時期尚早ではありますが、常夏のタイを離れて日本での越冬は可能だと確信出来ました。
なお、Hintで前述しましたがレイエアコンは、床冷暖と上手く使う分けることは可能です。ただメンテナンスなど将来的な観点でレイエアコンの採用を見送る方もおられます。よく検討されたら良いと思います。因みに、このレイエアコンは200Vでちょっと特殊なエアコンです。

 

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