【終の棲家に大事な要素とは】若い頃から考えておくことです!『Be Prepared』

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サワディーカップ!
2023年に終の棲家にと一条工務店のグランスマート平屋を新築したシニアライフのビギナー65歳です。今は現役のサラリーマンでバンコクに駐在しています。
さて、今日のお題は、終の棲家に大事な要素とは?”です。

”終の棲家”と言うと、『あぁ高齢者の話しね』と連想しがちですが、”若い時から人生が終わるまで暮らす棲家”と考えた方が分かり易いと思います。
ですから、これから家を建てる若い方々にも、人生を通して家族が楽しく快適に暮らせる棲家作りを念頭に計画を練って頂きたいと思います。

ただ、プロジェクトのスケジューリングに似ていますが、先ずは人生のゴール地点の棲家をある程度イメージした上で全体のスペックを決めていくことが大事です。
重要なことは、家族みんなで知恵を絞り高いQOLを実現しつつ高いコスパを引き出すことです。
『そんなこと言ったって、スペックとコストの関係は
二律背反”では?』と言われそうですが、今は気付きに繋がる情報がたくさんあります。それらを駆使すれば両方のギャップは必ず縮まると思います。

  • いずれ老いることは避けられない。それに人生長いようであっという間
  • 歳をとるにつれ生活パターンは変わる
  • 親との同居もあり得る
  • 子供との同居は20年ちょっと
  • 若くして体の自由を失うこともあり得る

以下、終の棲家に大事な要素について、全世代の視点で家の中と外についての考察です。

家の中の条件

  1. バリアフリー設計:
    • 年齢や身体能力に関係なく、安全に移動できるよう、段差のない床、広い廊下、手すり付きの階段や浴室を設置します。
      若い世代でも将来的な利用を考慮し、バリアフリーの設計は重要です。
      少なくとも床はつまずくことのないよう真っ平がお勧め。引き戸は全部吊りタイプにしましょう!
  2. 安全設備:
    • 転倒防止のための滑りにくい床材や、緊急時に迅速に対応できる緊急ボタンやインターホンを設置します。
      火災報知器やガス漏れ警報器なども全世代にとって必要な設備です。
    • 浴槽や玄関の手摺り、階段やテラスの墜落防止柵など、転ばぬ先の杖の備えが大事です。
  3. 快適な温度管理:
    • エアコンや床暖房、断熱性能の高い窓やドアを備え、季節を問わず快適な温度を維持できる環境を整えます。これにより、全世代が快適に過ごせます。
    • 一条工務店の業界トップレベルの高断熱と床暖のコンビネーションは見事だと思います。
  4. 使いやすい収納:
    • 無理なく手が届く高さに収納スペースを設け、重い物を持ち上げる必要がないようにします。子供や高齢者も使いやすい収納設計が理想です。さらに、若い世代にとっても効率的な収納は生活の質を高めます。
    • 収納を確保することは大事ですが、物を持ち過ぎない生活を心掛けることも重要です。
  5. 見やすい照明:
    • 明るく目に優しい照明を設置し、部屋全体が均等に照らされるようにします。特に夜間の移動時には足元灯やナイトライトを設置し、安全を確保します。
    • 生活パターンに合わせた調光機能付きの照明器具はお勧めです。
  6. 多目的スペース:
    • 家族構成やライフスタイルの変化に対応できるよう、柔軟に使える多目的スペースを設けることで、様々なニーズに応えられる家になります。若い世代にはワークスペース、高齢者には趣味の部屋として活用できます。
    • 最初は子供部屋、親の同居部屋、やがて書斎、趣味部屋、など終の棲家の歴史を思い描きながらレイアウトを検討します。
  7. 通信環境の整備:
    • インターネットの高速通信環境を整え、テレワークやオンライン学習、家族や友人とのコミュニケーションがスムーズに行えるようにします。
      特にこれからの時代は、全世代に渡って快適な通信環境は必須です。

家の外の条件

  1. 医療施設への近さ:
    • 病院やクリニックが近くにあり、緊急時や定期的な通院に便利な環境が理想です。
      子育て世代にとっても小児科の近さは重要ですし、高齢者にとっても重要な条件です。
  2. 介護サービスの提供:
    • 高齢者や介護が必要な家族のために、訪問介護やデイサービスなどの介護サービスが利用しやすい場所に住むことで、必要な時にサポートを受けられる環境が求められます。
      これにより、中年世代が親の介護をしやすくなります。
  3. 安全な周辺環境:
    • 犯罪が少なく治安の良い地域であることが求められます。地域の見守り体制や防犯設備が整っていると、安心して生活できます。
      子供の遊び場や散歩コースが安全であることも重要です。
  4. 自然環境:
    • 近くに公園や緑地があり、散歩やリラクゼーションができる環境が理想です。自然に触れることで、全世代の心身の健康を保つことができます。
      特に子育て世代にとっては、子供が自然に触れ合える環境は重要です。
  5. 生活の利便性:
    • スーパーマーケット、薬局、郵便局、銀行などの生活必需施設が徒歩圏内にあることが望ましいです。公共交通機関へのアクセスが良いと、車を使わずに移動できるため便利です。
      これにより、若い世代の通勤や通学も便利になります。
  6. 教育施設へのアクセス:
    • 子育て世代にとっては、幼稚園や学校が近くにあり、子供が安全に通学できる環境が重要です。良い教育環境も求められます。
  7. コミュニティの存在:
    • 地域社会との交流ができるコミュニティセンターやイベントがあることで、全世代が孤独を感じることなく生活できます。
      若い世代から高齢者まで、コミュニティ活動は社会的なつながりを維持するために重要です。

まとめ

終の棲家を選ぶ際には、20代から高齢に至るまで、全ての世代が安心して快適に暮らせる環境を整えることが重要です。
家の中ではバリアフリー設計や安全設備、快適な温度管理、使いやすい収納、多目的スペースの確保、通信環境の整備が求められます。
また、家の外では医療施設や介護サービス、安全な周辺環境、自然環境、生活の利便性、教育施設へのアクセス、コミュニティの存在などが重要です。これらの条件が整うことで、全世代が安心して暮らせる終の棲家が実現します。

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