サワディーカップ!
今日は、一条工務店から来たお知らせの記録(前編)です。
私は、まだ海外(バンコク)に駐在しておりますが、昨年建てた”終の棲家”のことが心配になる台風シーズンがやって来ました。
シャッターすら不要な強靭な窓、ハイドロテクトタイルをまとった外壁、太陽光パネルと一体になった屋根など、一条工務店の家ですから心配は無用とは思っていますが・・・※
以下、一条工務店からのインフォメーションです。
夏から秋にかけて大雨や台風のシーズンを迎えます。年々、豪雨による浸水や土砂崩れ、強風による建物の破損など、自然の脅威は勢いを増しています。今回は、大雨や台風の対策と対処法を、事前と発生後の前・後編に分けてご紹介。前編では「事前&直前の備え」を解説します。
▼ 目次 ▼
- ●台風、大雨に備えよう!
事前&直前のTo do リスト
事前の備え編
- □ハザードマップをチェック
- □台風・大雨をカバーする保険への加入
- □万一に備えて備蓄を行う
- □バルコニーの排水状況を確認する
- □自宅周辺の側溝を掃除
直前の備え編
- □「水のう」を作り、水の通り道に配置
- □家の周辺と室内を最終点検
- □すぐに避難できるよう
天気予報や災害危険情報をチェック
事前&直前のTo do リスト
事前の備え編
〜平常時にやっておこう
「まだ平気」「うちは大丈夫」と油断や先延ばしをしていると、いざ警報が出てからでは間に合わない場合も。今のうちに最低限これだけは確認しましょう。
ハザードマップは各自治体が発行しており、地域ごとに台風や大雨の危険性、避難場所などを記したものです。自治体のホームページで確認できるほか、役所等で配布されています。自治体により「洪水ハザードマップ」「土砂災害ハザードマップ」など、用意されている種類が異なるので、風水害に関連するものは全て確認しましょう
●ハザードマップで確認すべきこと
・台風、大雨から想定される被害の頻度や程度の情報
⇨風水害の起きやすい地域であれば、警戒の意識を高める
・避難場所(集合場所)や避難ルートを確認し、家族間で共有
台風・大雨の増加に伴い、保険の重要性も高まっています。特に床上浸水など、復旧には数百万円から、中には1,000万円以上かかるケースもあり、水害のリスクが高い場合、加入は必須といえます。ただし「水災害保険」というものはなく、台風や大雨などによる風水害の補償は、火災保険や火災保険の特約で付帯する場合がほとんどです。また、一般的に火災保険では特約を付帯しても「床下浸水は補償されない」など、補償の範囲や対象は複雑。保険に加入している方も、これを機に補償内容を再度確認してみてください。
●保険加入時に確認すべきこと
・どの災害による被害が補償されているか
水災・風災・雪災・雹災、建物外部からの物体の飛来・落下・衝突など
・何が補償されているか
建物のみ、家財のみ、建物と家財の両方
大規模な台風や大雨が発生した場合、ライフラインや流通が断たれてしまう恐れがあります。そこで、万一の際に備えて食料品や避難時の持ち出し品を準備しておきましょう。用意すべき備蓄品の種類や量は下記をご覧ください。
※詳細は「防災対策【災害時の備え】」をチェック!
バルコニーの排水状況を確認する
バルコニーの排水口や雨樋が詰まっていると、大雨の際にうまく排水できずにあふれてしまい、バルコニーや庭が水浸しになる可能性があるだけでなく、室内への浸水のリスクも高まります。スムーズに水が流れるか確認し、詰まり気味ならあらかじめ掃除しておきましょう。
自宅周辺の側溝を掃除
敷地と道路の間にある側溝も障がい物でふさがれていると、道路が冠水する原因に。自治体によっては、地域住民に冠水被害防止のため自主的な掃除を呼びかけているところもあります。頻繁に掃除をするのは大変ですが、いざという時に詰まっていることがないように、「月に1回程度チェックする」「台風、大雨シーズンが近づいたら気に掛ける」など、注意が必要です。
直前の備え編
〜台風や大雨の予報が出た時に〜
天気予報に注意し、台風・大雨に関する注意報や警報が出たら、慌てずかつ迅速に以下の対策を講じましょう。
「水のう」を作り、水の通り道に配置
台風や大雨の場合、窓やドアからの浸水は防げても、排水管を通じて外とつながっている場所から水が逆流して室内に入ってきてしまう可能性があります。あらかじめ水のうの作り方を知っておき、「大雨・洪水警報」などが出たらすぐに準備を。避難前に用意した水のうを洗濯機の排水口(ホースが入る穴)や浴室の排水口など、外につながる排水口の上に置いて逆流を防ぎましょう。
●水のうの作り方と設置方法
・ゴミ袋(45L)を二重にし、水を半分くらい(約20L)入れたらなるべく中の空気を抜いて口を結び、完成。設置の際は、あとで中の水を利用する時に汚れないよう、別のゴミ袋を広げて下に敷き、上から水のうを置く。
●水のうのメリット
土のうよりも作りやすく(土のうは、大量の土を用意するのが意外と難しい)、中の水をあとで生活用水として活用できる。
●水のうを設置すべき場所
・キッチンの排水口
・トイレの便器の中
・浴室の排水口
・洗濯機の排水口
・床下収納(扉の上から、ふさぐように置く)
家の周辺と室内を最終点検
台風や大雨が接近してきたら、最悪のケースも想定して家の中と外でそれぞれ最終点検を行いましょう。
●家の中で確認、行動すべきこと
・床下収納庫は、万一の浸水に備え中身を出しておく。
・床上浸水の恐れがある場合は、家具や寝具、畳などをできるだけ高い場所に移動。また、寝る場所を確保する。
・被災すると水道が使えなくなることも。飲料水だけでなく、やかんやバケツ、浴槽などに生活用水を準備しておく。
・停電の可能性もあるので、太陽光発電設備がある場合は切り替え方法を確認しておく。
●家の外で確認すべきこと
・バルコニーや庭に、風で飛ばされそうなものがあれば、飛ばないように固定するか、家の中へ格納する。
・浄化槽のブロアーの電源を切る。
*外の状況が落ち着いたら、元に戻すことを忘れずに。
すぐに避難できるよう天気予報や災害危険情報をチェック
テレビやラジオ、インターネットの天気予報、またはお住まいの自治体のホームページ・SNSなどをこまめに確認しましょう。「避難指示」が出たら迷わずに、備蓄していた持ち出し用のリュックを持って速やかに避難してください。
上記で紹介した「直前の備え」について、実際にいつどのタイミングで行動に移すべきか判断に迷うかもしれません。しかし「何かあってからでは遅い」ので、早めの心構え・行動が大切。一概には言えませんが、天気予報や自治体が発信する情報は、特に注意報・警報あたりを目安に行動を開始するようにしてください。
大雨による洪水、土砂災害の危険時にとるべき行動
気象庁の資料をもとに作成
台風・大雨は近年、頻度・威力ともに増大傾向にあります。あらかじめ備えておかないと家財や建物の修繕費がかかったり、最悪の場合は命が危険にさらされたりするケースも。まずは事前の備えについて実行し、脅威が迫ってきたら行うべき備えについてもあらかじめ把握しておくことが大切です。
以上、台風や大雨の事前の対策偏でした。
後編は、『台風、大雨発生時に実際に問い合わせ頂くトラブルと対処法』です。
それでは明日も良い日でありますように!
Have a Nice Day!