【去るものは追わず】それも大切なご縁だと思うことにしました。

メモ帳

サワディーカップ!
先週、ずっと海外で一緒に働いて来た先輩が突然『会社を辞める』と宣言されました。
その先輩も私と同じ一年契約のシニア雇用で、6月に契約更新されたばかりでした。
仕事は早く、何にでも前向きで温厚、誰からも尊敬される人でしたので同僚達はびっくりです。
皆で引き止めようともしましたが、彼からの最後のメールにあった『八角磨盤空裏走』が彼の強い決意を代弁していました。”固定観念をリセットして新しい道を歩む”、なかなか出来ることではありませんが、そのご英断にエールを贈りたいと思いましたし、私とて他人事ではありません。

上述する先輩の話しとは重ならないと思いますが、
今朝、SNSで流れて来たフォロワー20万以上の『カツゼン・こころに響く言葉』さんの言葉が目に止まりましたので早速メモしておこうと思います。
それにしても、”” って不思議なものだなぁと改めて思います。

去るものは追わないこと
前まで仲が良かった人と、話しが合わなくなったり、距離を感じるようになったり。
悲しいけど、出会いがあれば、別れも必ずあるもの。
その時に大事なことは『去る者は追わない』こと。
『無理に軌道修正しようとしない』こと。
あなたにふさわしくない人は、あなたにふさわしい人に席を空けるために去っていく。
全て、意味があって起きている。
必要なタイミングで必要な人との出会いが生まれ、
必要なタイミングで人との別れは生まれている。
だから、悲しいことではない。
『また会えたらいいね』
『また合えたらいいね』
こんな気持ちで、別れた人を見送ること。
人生は、手放すほどに楽になる。
必要なご縁は、自分らしく生きれば自ずと結ばれる。
全ての別れにも全ての出会いにも偶然のような必然性がある。
『去るものは追わず』『ご縁は巡り合わせ』
一期一会の精神で、いま自分の目の前にいてくれる人と大切なご縁を育んでいこう。

「もし、あの時あの人に会っていなけば、もし、あの時あそこに居なかったら、もし、あの時あの本を読んでいなかったら、、」人生って所詮は運次第のようにも思えてしまいますが、でもちゃんと因果の法則に則って縁は紡がれているのだと思います。

出典;円覚寺
「八角磨盤空裏走(はっかくのまばん くうりを(に)はしる)」;
「一切のものを破砕する八つの尖りをもつ磨盤(武器の一種)が空中を旋転する、すさまじい破壊力の譬え」とあります。
いずれにしても、これはすさまじい破壊力を表していることだと分かります。
ではいったい何を破壊するのでしょうか。
一言でいえば「固定観念」を破壊するのであります。
仏教では、まず仏陀とは、遠くて高いところにいて、私たちは、その仏陀を崇め奉るのであって、私たちが仏陀になることなどは不可能だという考えであります。
仏陀を尊崇するあまりに、このような考えが定着してきました。
絶対になれないとは言わないまでも、三大阿僧祇劫という、とてつもなく長い時間がかかるのだと言われたのでした。
禅というのは、そういう固定観念を破って、銘々が仏である、直に心の本性を見ればそのまま仏であると説いたのでした。

今日はシンガポールに出張予定でしたが急遽取りやめになりました。
一時帰国から戻ったら、プライベートで妻と行くことにしました💛
シンガポールは、10年以上ご無沙汰しています。
それでは明日も良い日でありますように!
Have a Good Day!

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