【64歳、迫り来るリタイアの時】時計の音が聞こえ出すリアル

我が家のポリシー

会社方針が示された

私は、今年1月に64歳になった現役のサラリーマンです。
タイに派遣され30年目を迎えます。
先日、日本の会社幹部と『来年度の会社組織と、私の今後』について話し合う機会がありました。

新体制と退任

後継者含め、体制の目途がついたこともあり、現職場での役職からは今年の中旬頃で退任⇒ 決定
私自身それなりに仕事を抱えていることもあって『えっ!そんな急に!?』とは思ったものの、『サラリーマンにとって普通なことだよ!』と意外と直ぐに納得することが出来た。
その際、私の次のミッションの可能性について触れて貰ったことも納得感を増したのだと思う。
これは、私が日本に終の棲家を建設中であることや、65歳以降は会社として雇用義務がなくなることで高まる再就職へのハードルを下げる為、いわば”事前のご配慮もあってのこと”と受け止めている。しかも次のミッションは新規事業分野でもあり、シニア雇用で適当に時間を潰しておくような軽いものではない。
”生涯現役”を目指す私にとって、”何と思いやりのある会社なんだ”と改めて感謝している。

さてどうする、サラリーマンを続けるのか?

上述する会社の配慮もよく考えながら、今後どうロードマップを書くか?
今現在の思いは、

  • これから2年間はサラリーマンを続投。
    i.e. 最終フェーズは非常勤でもよいので、66歳一杯までサラリーマンをやりつつ、
  • その間にパラレルキャリアで自分の思いを具体化させ、
  • 67歳を迎えたら独立し自分の力だけで仕事を継続する、

である。
ただし、会社から話しのあった次のミッションは、すぐに完成形を見ることの出来ない長期もの。
流石にプロジェクトを見届けるほど長居するつもりはないが『 “67歳独立!”の思いは揺るぎないものか?』と問われたら、実はぐらつきそうな気がするのも正直なところ。しばらく悶絶は続くんだろう。

私の心の整理と覚悟

まだまだ先のことと思っていた

とにかく今の職場は長い!会社人生の6割以上をここタイで過ごして来たこともあって終わりがイメージ出来ないでいた。
これまで異動の話しがなかった訳ではないが、途切れることなく連続的にプロジェクトを担当していたこともあり異動のタイミングはなくて、いつも立ち消え。
そんな状況もあって、この状態はこれからもずっと続く感覚で過ごして来た。
また忙しさもあってリタイアについて考えることもなかったし、リタイアそのものがイメージできないこともあって、無意識に頭が逃避操作を行っていたようにも思う。

次の職場・まだキャリアアップが必要か?

実は、次の職場は私の古巣。いいも悪いも、私の基礎を作ってくれた職場だ。
特に新鮮さはないが、この歳になって右も左も分からない環境で日々緊張に晒されることはなさそう。勿論、当時の人脈は薄く、すでにリタイアした同期も多い。
ただ、この歳だからキャリアは十分だとか、もう満足とは思っていない。

これから私がやらねばいけないコト

会社、後輩に残せること

自分は64歳になったのだから、”今年は後輩に座を譲る準備の年”であることは理解していたし、そのための人事にも注力して来たつもりだ。
今までお世話になって来た会社に対しても『飛ぶ鳥跡を濁さず』で引き継ぐことは重要なミッション。
一昔前までは『余人をもって代えがたし』と囁かれることはとても耳障りのよい時代だったが、実際には『組織や人を上手く作れなかった者』が正しい評価(リアル)。本質の議論はさておき現代のTo Be(あるべき姿)は様子が違う。

だが、私にはちょっとした達成感がある
それは、自分がやって来たことを後輩に恩送り出来たのではないだろうかと思えること。
しかも、それが日本人ではなくタイ人だったこと。
30年もの月日を要したが、マネジメント層のローカライゼーションこそが私の本当のミッションだったんだと思うと、自分はそれなりの価値を残そうとしているのではないか、タイに恩送りが出来るのではないかと、ここ数週間感じていた寂しさが嬉しさと小さな誇りに変わりつつある。

「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」(アルバート・アインシュタイン)
心に染みる名言だと思う。

 

これからも一緒の家族に

思えば、今までよく働いた。
最近ではブラック企業がやり玉にあげられているが、昔は当たり前のことで、当然、妻もそれが当たり前だったので、夜中の帰宅、年中無休の勤務状況に対して愚痴一つ言わずに支えてくれた。
そう言えば、土曜が休みになったのは今世紀に入ってから。それでも日曜は出勤だったが💦
これからも生涯現役を目指すものの、これからは妻との時間が中心だ!

休日も、周りの都合ではなく、妻と私の都合で決めることにします!

 

ラジャー!
猫ちゃん達の都合もね♪

新しいステークホルダー

私は基本、人見知りで、人付き合いも上手ではなく、親友と言えるほど密な間柄の友達も居ない。
サークル活動、ゴルフ、酒、ギャンブルどれもやらない猫好きの凡人。
ただ、仕事でのステークホルダー・マネジメント、エンゲージメントは、誰よりも前向きに取り組んで来た結果その層はそれなりに厚い。
ただ、それに費やして来た時間は膨大であって、信頼を勝ち取るには最低3回はプロジェクトを回して成果を出す必要があることから、最低でも10年のレンジとなる。
新しい職場でそんな時間は掛けられない、それだけが気掛り。

基本は笑顔で前向きに!
いいことばっかり考える!

資金の確認とパラレルキャリア

リタイアのタイミングを躊躇する原因の一つに”老後資金”は大きな要因。
年金とて、イメージとのギャップが大きいことに最近気が付いた💦

ただ、幸いなことに、ここ数年は生活の為というより、志をもって仕事が続けられそう。その後も妻と一緒にしっかり資金を管理していれば終の棲家を満喫する目標は達成できるはず!と楽観視しています。
私の過去投稿も参照下さい。

↓ちょっとご参考まで;
【漫画】65歳で就活を始めるとどうなるのか?定年退職後の就職活動…

こちらも私の投稿、関連記事です → 【64歳目前の悶絶💦】サラリーマンの引き際


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