2023年、終の棲家にと一条工務店のグランスマート平屋を新築しましたシニアライフビギナーです。
一条工務店の、ほぼ標準品の”サーキュレータ”の件で、
『サーキュレータは家中の空気を循環させるのですか?』
との疑問の声をお聞きしました。
答えは『サーキュレータのある部屋の空気だけを循環させます』です。
i.e. その部屋の空気を吸い込んで、そのままその部屋に吐き出します。
一条工務店から提示されるダクト経路図を見ますと、あたかもサーキュレータにロスガード90から来る給気ダクトが繋がっているように見えますが、そのダクトが繋がっているのはサーキュレータではなく、丸い吹き出し口です。
- 我が家の場合、この丸い給気口は9ヶ所。
- ユーティリティルームの天井に排気口が2ヶ所あります。
- 居住区に設置されているサーキュレータは4ヶ所です。
サーキュレータや給気口の設置場所は、ちょっと悩ましいです。
どちらも空気が出ますので、寝室であれば足元側に寄せるなど工夫が必要です。
ロスガード90(熱交換換気システム)は、外から新鮮な空気を取り込み、高性能のフィルターを通して家中に強制給気。一方で家中の汚れた空気を集めて外へ強制排気します。
ロスガード90の凄さは、家の外と内で熱の出入り(温度交換効率)を最大90%に抑えることです※
因みに、図面にある給気量や排気量は、下の表でその詳細を見ることが出来ます。
これは、「建築基準法確認申請用の換気計算シート」で、住宅などの建物に必要な換気量を計算して、法律に基づいた適切な換気が行われているかを確認するためのものだそうです。
扇風機としても使えます!
★【一条・天井サーキュレータって何?】温度ムラを無くしてQOL更に上昇!扇風機も不要♪


一見、ビルトインエアコンみたいで、かっこいいです!

※ 建築基準法における換気の目的は、室内の空気を清潔に保ち、健康を害する恐れのある汚染物質(例:二酸化炭素、ホルムアルデヒドなど)を排出することです。簡単に言うと「人が安全・快適に暮らせるように、空気の入れ替えを義務づけている」ということです。
✅ 建築基準法における換気の基本ポイント
1. 住宅は「24時間換気」が義務
- 2003年以降、すべての住宅に**常時換気設備(機械換気など)**の設置が義務化。
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建物全体の空気が1時間に0.5回以上入れ替わる必要があります(※これを「0.5回/h換気回数」といいます)。
2. 使用する材料による換気量の違い
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ホルムアルデヒドなどの有害物質を発する建材を使用している場合、より多くの換気が求められる。
3. 部屋ごとに必要な換気量が決まっている
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居室、トイレ、浴室など用途によって必要換気量(m³/h)が定められている。
🔄 換気の方式(主に3種類)
換気方式 | 内容 | 例 |
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第一種換気 | 給気も排気も機械で行う | ロスガード90 |
第二種換気 | 給気は機械、排気は自然 | クリーンルームなど特殊用途 |
第三種換気 | 給気は自然、排気は機械 | 多くの一般住宅で採用 |

一条工務店の『熱交換換気システム』と『床冷暖房システム』は、なかなか素晴らしいと思います。これに『太陽光発電+蓄電システム』を足すと光熱費が要らないZEHな終の棲家となります。
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それでは明日もよい日でありますように!
Have a Nice Day!