2023年、終の棲家にと、一条工務店のグランスマート平屋を新築しました、シニアライフビギナーです。まだ仕事のためタイに駐在していますが、本帰国後は、終の棲家に磨きをかけていこうと思っています。
最近は、第一線から外れた立場ではありますが、特命でDXだけはガッツリ関わっておりまして、最先端技術に触れる機会も多く、この歳になってもワクワクする色々な経験をさせて貰っています。

今後、終の棲家のアップグレードの中で、かなり大きなウェイトをしめるのが今日のお題”一人暮らしでも安心で楽しい家”です。
どんな形か、まだまだ想像の域を超えませんが、『テクノロジーと人が共存する終の棲家つくり』にあれこれ思いを巡らせてみたいと思っています。
一人でも、生きていける。
― 安心を支えるテクノロジーが、暮らしを自由に楽しくする ―
「もう一人でも、大丈夫。」
そう胸を張って言える時代が、現実になりつつあります。
これは、高齢者や障がいのある方、子育て中の方、介護を担うご家族、そして一人の時間を大切にしたいすべての人に通じるお話です。
社会とのつながりを持ち、さまざまな人とコミュニケーションを取りながら暮らすことはとても大切です。でも一方で、「誰にも頼らず、自分らしく、楽しく暮らすにはどうしたらいいか?」ということも、日頃から意識しておくべきテーマだと感じています。
そして、この課題に対して、うれしい知らせがあります。
それをそっと支えてくれるテクノロジーが、いま、私たちの身近に現れ始めているのです😀

とはいえ、まだまだこれから。
実現には、もう少し時間がかかりそうです。
というのも、本当に便利なテクノロジーというのは、どれもまだ高額で、私のような庶民にはなかなか手が出ません・・・
でも思い出してください。
昔はカラーテレビや電子レンジも、庶民にとっては高嶺の花でした。
それが今では、どこの家庭にもある「標準装備」ですよね。
同じことが、きっとこれからも起こると信じています。
今や一家に一台の“お掃除ロボット”の存在が、その未来を予感させてくれます。
結局のところ、
「ご利益のあるテクノロジーは、しっかり価格を下げてこそ普及する」――まさに、これに尽きますね!
誰かを頼らなくても、ちゃんと暮らせる
かつて「一人で暮らす」は、不安や孤独と隣り合わせの言葉でしたが、安心は、誰かのそばにいなくても手に入る。それを可能にするのが、日々進化する「人にやさしいテクノロジー」です。
暮らしを見守る安心技術
- 転倒検知付きウェアラブルが、緊急時に自動通報。
最近では、スマートウォッチの出現で、健康状態や運動量を連続的にモニタリングできるデバイスが普及して安心度が増しました。
健康管理のモチベーションアップの為にも、運動量を保険料金に反映させることも模索中とか!
- センサー見守りシステムが、家族や見守りサービスとつながりながら、過干渉にならずそっと支える。
日常的に使う電化製品の稼働状況や、電力の使用状況などから、安否を間接的に確認するこもと可能です。簡単な方法として、家電をスマートホームでつなぎ、その稼働状況で安否が確認できます。プライバシーを守りつつ、見守る安心、見守られている安心、を上手く構築できたらと思います。 - スマートホームです。音声で操作できる照明や家電が、夜間や両手がふさがったときの暮らしをぐっと快適に。
緊急時のSOSも、音声だけで操作できれば安心です。『アレクサ・・助けて』→特定の人を自動的にコール
これらは、子育て家庭や介護ヘルパーの負担軽減にも役立ちます。
“人の手”が常に必要だった暮らしが、少しずつ変わってきているのです。
健康も、自分で管理できる時代に
- スマートトイレや健康チェックAIが、体調の変化を日々モニタリング。
- 服薬や水分補給のリマインダーが、声やスマホでさりげなくお知らせ。
薬、、意外と忘れます。私の場合、さっき薬を飲んだかどうか思い出せないことが多いです(やばっ💦)。
これらの機能が、介護される人の負担も、支える人の不安も軽くしてくれます。
心を支える“対話”の力も
- AIアシスタントは、気を遣わず話せる「もう一人の相棒」。
ここ数年、突然現れた生成AIからも容易に理解できますが、テクノロジーと人のギャップが急激に狭まりました。どんな言語でも、どんなジャンルでも、ごく普通に会話が出来てしまいます。特記すべきは、時間を問わないことですね。夜中でも早朝でも怒ることもなく相手をしてくれます。 - VRやARを活用したバーチャル体験が、遠出できなくても心の旅をかなえます。
最近の映像とそのリアリティは凄い進化!だと思います。
リアルな世界にしかない風や空気、匂いなどは味わえないですが、TVをただ受動的に観ているのに比べると大違いです! - デジタルフォトフレームやホログラム通話が、離れた家族とのつながりをあたたかく感じさせてくれます。
テクノロジーは、話したいときにだけ誰かとつながれる自由をもたらしてくれます。
だからこそ、「ひとり」であっても「孤独」ではなくなるのです。
そして、物理的に手助けしてくれるロボットたちも
家庭用でしっかり訳に立つロボットとなると、まだまだ先になろうかと思いますが、近年登場しているのが、高性能な介助・生活支援ロボットです。
- 着替えや立ち上がりをサポートする介助ロボット
- 食事の準備や掃除などを担う家事ロボット
- 移動をサポートする歩行補助ロボットなど
- 運転者の異変を察知して車を安全な場所にとめる。
さらに将来は、こうしたロボットが介護保険の対象になり、誰もが手軽に利用できる時代が訪れることも期待されています。
それは、「介護される」のではなく「自分で暮らす」を支える選択肢で、全自動洗濯機みたいなものと思ってよいと思います。
人に頼らない自由。煩わしさからも解放される安心。
人と関わることが苦手な人もいます。
気を使いすぎて疲れてしまう人もいます。
テクノロジーは、必要なときにだけ、必要なだけの距離感で人とつながることを可能にします。
過干渉も、無視もない、「ちょうどよい関係」を選べるのはいいですね。
🌈 おわりに
「一人でも生きていける安心」
それは、強がりではなく、テクノロジーがそっと支えてくれる日常の中にある現実です。
最初の一歩は、照明を声でつけることかもしれません。
次の一歩は、小さなAIとの何気ない会話かもしれません。
やがてロボットが私達の手足のように動いてくれる日が、すぐそばに来ていると思います。

開発者の方々には、高機能化、低価格化を目標により一層の努力をお願いするしかないですが、エンドユーザーの私たちも、しっかり勉強してその助けになれればと思います。
AR(拡張現実)とVR(仮想現実)は、現実世界と仮想世界を融合させる技術ですが、それぞれ異なる方法で体験を提供します。ARは現実世界にデジタル情報を重ね合わせて表示するのに対し、VRは完全な仮想空間を作り出し、ユーザーをその空間に没入させます。
AR (拡張現実) – Augmented Reality
- 現実世界にデジタル情報を重ね合わせ、より豊かにする技術です。
- スマートフォンやタブレットのカメラを通して、現実世界にバーチャルな要素(3Dモデル、情報、効果など)を重ねて表示します。
- 現実世界が基盤であり、デジタル要素は現実世界を補完する役割を果たします。
- 例:ゲームアプリ「ポケモンGO」や、AR機能搭載のアプリによるバーチャル試着など。
VR (仮想現実) – Virtual Reality
- 完全な仮想空間を生成し、ユーザーをその空間に没入させる技術です。
- 専用のヘッドマウントディスプレイ(HMD)やVR機器を使用し、現実世界とは異なる仮想世界を体験します。
- 視覚、聴覚、触覚など、五感を刺激し、ユーザーを没入状態にします。
- 例:VRゲーム、VR映画鑑賞、VRトレーニングなど。
ARとVRの主な違い
項目
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AR
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VR
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目的
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現実世界にデジタル情報を追加、現実世界を拡張
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仮想世界を体験、没入感を与える
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主体
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現実世界
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仮想世界
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装置
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スマートフォン、タブレット、ARグラスなど
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VRヘッドセット、VR機器
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体験
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現実世界にデジタル要素が重ね合わされた世界
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完全な仮想世界に没入
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活用例
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ゲーム、アプリ、教育、医療、マーケティング
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ゲーム、エンターテイメント、シミュレーション、トレーニング
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最近の自動運転技術では、運転手に異常があった場合の安全対策が大きく進化しています。たとえば、システムが異常を自動的に感知すると、車は徐々に速度を落としながら路側帯へと移動。ハザードランプを点滅させつつ、安全な場所に停車します。その際、クラクションを鳴らしながら、自動的にSOS信号を発信する機能も備えられています。

こうした技術は、今後は車だけでなく、家の中でも活用されるようになります。
家庭内での異常を検知し、自動的に適切な対応を行うことで、高齢者や体の不自由な方の安心・安全を支える時代が始まろうとしています。
出典;Drive Safe! Steering Committee

いざという時「誰にも頼らなくても大丈夫」
そう思える安心が、みんなの暮らしをもっと自由にしてくれると思います。
それでは、明日もいい日でありますように!
Have a Nice Day!