タイ在住32年になります、現役サラリーマンのシニアライフビギナー66歳です。
サラリーマンを始めて半世紀近くが経ちました。
転職の経験はなく、終身雇用を貫いた一人です。60歳で定年を迎え、その後シニア雇用を続け7年目に入りました。
実際に一線から外れたのは65歳で、その後 ”アドバイザー& DX開発” を担当しています。
どちらも慣れない仕事ですが、会社の実態を分かってないと務まらない仕事でもあり、それなりに役に立っている(はず)と勝手に思い込んで楽しくやっています。
さて、そんな私の今日のお題は、「正解を選ぶより選んだ道を正解にする」です。
皆さんも、人生の節目ごとに、そんな問いが頭をよぎったことはあると思います。
進学、就職、転職、起業、結婚、投資、大きな買い物、、、選択の数だけ、迷いもついてくるものですが、その中でも人生の大きなウェイトを占める”仕事”について振り返ってみようと思います。
私自身、最初に選んだ仕事は「好き」でも「目指したもの」でもありませんでした。
オイルショック当時、本当に行きたかった会社からの募集はなく「じゃーどこでもいいかぁ」的な、ちょっと投げやりな判断でした。(実際には、”担任の先生がほぼ独断で決めた会社に就職した”が正しい結末ですがww)
就職後、最初は戸惑いや違和感の方が大きかったのを覚えていますが、それでも『どっかの会社に就職して定年まで働く』なる概念が当たり前の時代でもあり、その違和感に逆らうこともなく働きまして、気づけば半世紀近く、その道を歩んできました。
34歳の頃、タイの子会社へ出向になりましたが、そもそも海外勤務は望んでいませんでしたので、違和感は増すばかり。言葉が通じないことあって何をやっても思い通りに行かず凹む毎日でした。
そしてここタイで32年が過ぎたわけですが、不思議なものです。
ちょっと言い過ぎとは思いますが、今では「結局、天職になったな」と実感することも多くなりました。いや「まんまと自分の天職にしてやったぞ!」かも知れませんが(笑)
もちろん、それは突然降ってきた啓示のようなものではありません。疑わず続けてきた努力や、小さな成功体験、人との出会い、学びの積み重ね……。一歩ずつ歩んできた道の上に、少しずつ「誇り」や「手応え」が育っていったのだと思います。
たとえば、若い頃はうまくいかなかった交渉ごとが、経験を重ねることで自然とまとまるようになったり。昔は苦手だったプレゼンが、いつの間にか「聞きやすかった」と言われるようになったり。振り返ってみれば、苦手だったことほど、自分の成長を支えてくれていたのです。
余談ですが、「一万時間の法則」の話しをよく聞きますが、それはあながち間違っていないと思います。1日3時間と仮定すれば、1万時間はおよそ10年に相当します。
諦めずに続けることが出来たら、何かしら人より秀でたものを習得できるような気がしますね。
私の会社は、昭和を代表するブラック企業かも知れませんが、特に若い時は、そのブラックを当たり前と理解した上で、更に一万時間以上の仕事をやっていた気がします。
定時までの仕事が授業で、5時からの残業が部活のような感覚でした💦
そして、月日が流れ、ふと周りを見渡すと、ステークホルダー含め、周りの景色が変わっていることに気づきます。
中には「これは天職だ!」と最初から言い切れる人もいるでしょう。
でも多くの場合、私たちは選んだ道のなかで模索し、失敗し、少しずつそれを「自分の道」に変えていくのだと思います。
何が正解かなんて、最初からわかる人はほとんどいません。

ですから、
「正解を探す」のではなく、「自分が選んだ道を正解にしていく」ことが大切だと思います。長~い会社生活が実証してくれました。
「本当にこれでよかったのかな」と迷ったことも、もちろんたくさんありました。でも今振り返ってみると、その迷いこそが、選んだ道を正解に変えていくためのエネルギーの元だったような気がするのです。
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それと、もう一つ大事なことがあります。
それは『これを継続すれば、いずれ自分は幸せになる』とポジティブな思いを持ち続ける癖を身に着けることです!
幸せになりたいではなくて『幸せになる』です!
前向きな気持ちを持つことに遠慮は無用だと思います。

それでは、明日もいい日でありますように!
Have a Nice Day!