【健康寿命って何?】特別なことじゃない、いつもの生活のこと!朝起きて、ご飯が食べられて、夜ちゃんと眠れる💤

我が家のポリシー

タイ在住32年になります、現役サラリーマンのシニアライフビギナー66歳です。
この歳になると”終活”とか”寿命”みたいなキーワードの記事や動画をついクリックしてしまいます。

寿命の話しは”避けようのない動物の定め”ですので、特に歳を取ってくるとその不安が増すのは自然のことですね。
ただ一方で、命が有期限という以外、その長さは特定できないので、結局、人間も他の動物たちと同様、最後まで自分の寿命を知らずに生きて行くことになります。

「健康寿命」って、ちょっとナンセンスかも?

最近、特に「健康寿命」という言葉をよく耳にします。
特に、リタイアのタイミングや、高齢者向けの話題では必ずと言っていいほど出てきますね。
でも、私はこの言葉、ちょっと引っかかるんです。
それは、上述しましたように、結局、人の寿命なんて、誰にも分からないってことです。
若い人だって、健康そうな人だって、明日どうなるかなんて分かりません。

つまり「健康寿命を延ばそう」なんて、未来を前提にした話にばかりとらわれてしまうと、「いま元気であることの価値」を見落としてしまうような気がするんです。

「健康寿命」は今この瞬間!

そもそも「健康寿命」とは、介護や医療に頼らず、自立して過ごせる期間のこと
でもそれって、結局は過去のデータの集積でしかありません。
「もう年だから」「健康寿命を過ぎたから」なんて言葉で、自分の元気に勝手にリミットをかけてしまうのは、もったいないですね。

私が思うに、健康寿命とは、「今、この瞬間をどれだけ元気に生きているか」に尽きるように思います。

明日のことなんて、誰にも分からない

実際のところ、明日何が起こるかなんて、誰にも分かりません。
事故や災害に巻き込まれて、”健康寿命=寿命”のケースもあれば、長年寝たきりで長寿のケースだってあるでしょう。
それは年齢に関係なく、若かろうが高齢だろうが、起こりうることです。
だったら、「今日元気でいられること」「今日やりたいことができること」が何よりも大切なんだと思います。

朝、自分の足でトイレに行けた。車椅子を使って行けた。
好きなコーヒーを自分で淹れて飲めた。
近所を散歩した。出会った猫に「おはようにゃー」って声をかけた。
それだけで、もう十分“健康寿命”なんじゃないかって。

【赤ちゃんに学ぶこと】
お腹が空いた赤ちゃんは、一心不乱にミルクを飲みます。
“明日はもっと大きくなるぞ!” なんて思いながら飲んでいる訳ではなく、今、空腹を満たしたいから必死にミルクを飲んでいるだけです。

ところで、『必死でやれ』ってよく言いますが、これって、『人は必ず死ぬことになっているから今を精一杯生きろ!』という意味らしいです!
もう少し丁寧に神の言葉で補足しますと、
『おまえは、いつか必ず死ぬことになっている。だけどいつ死ぬかは教えてあげられない。だから今を精一杯、悔いなく生きろ!楽しめ!』

まとめ:健康寿命は“今”を生きる意識から

「健康寿命」という言葉に縛られすぎると、逆に心まで老け込んでしまうこともあるかもしれません。年齢に関係なく、元気な“今”を大切にする。
やりたいことに挑戦する。
笑って、美味しく食べて、よく眠る。
そんな日々の積み重ねが、結果として“健康寿命”を自然に延ばしてくれるのかもしれません。
それと、世の中には、歩けなくなっても、片腕をなくしても、自立して社会で立派に活躍し続けている人は、たくさんおられますね。
誰かが、こうも言ってました『死ぬ以外はかすり傷だ!』って!

それでは、明日もいい日でありますように!
Have a Nice Day!


 

※ ちなみに、一般的に(統計的に)いわれている寿命とは、

  • 平均寿命:生まれてから亡くなるまでの期間
  • 健康寿命:介護や医療に頼らず、自立して過ごせる期間


出典:JILI

ただし、
健康寿命はアンケートがベースですから、その日風邪を引いて寝込んでいた人の答えが『体調不良!』の場合、健康寿命外の統計になると聞いたことがります💦

厚生労働省と国立保健医療科学院が中心になって、定期的に健康寿命を算出・公表しているとのことです。

調査方法 内容
介護保険データ 要介護になった年齢から健康寿命を推定
アンケート 本人の「健康だと感じる期間」を調査
医療統計 病気の状況と生活自立度を分析