サワデーカップ!
今日は、インフルエンザ予防接種の日でした。
1,000人近い従業員が、漏れなく接種できるように、近くの病院から出張サービスで来てもらいました。
【手順】
- 問診表に記入。今日の体調など。
- 本人確認と社員名簿にサイン。
- 注射💦 → 使った注射器は特殊な保管ケースに格納。
- 看護師さんが、念のためにタイレノール 500mgを二錠くれました。
アセトアミノフェンを主成分とする、痛みを和らげたり熱を下げたりする薬です。
そういえば、
昔々、小学生のころ、保健室や体育館に並んで予防接種の注射を打ってもらいました。
一本の注射器に5人分くらいのワクチンが入っていました。
同じ注射器を使って数人にワクチンを注射するわけです。『注射器の使いまわし』ってやつですね💦
今ではとても考えられない光景ですが、そんな間違いで得た教訓が今の医療を支えているのですね。。 昭和を生き抜いて来た私たちの年代はちょっと複雑です。

ちなみに、私はB型肝炎のワクチンを接種したことも、実際に感染したことも、輸血を受けたこともないのですが、B型肝炎の抗体があります。
B型肝炎は、母子感染や幼少期の接触感染で無症状のうちに感染・治癒するケースもあり、その場合でも 抗体が生涯にわたって残ることがあるそうです。
『ひょっとして、あの時の注射かも??』と少し疑ってしまいます・・・
注射器の使い回しによって感染する主な病気
1. B型肝炎(HBV)
- 最も代表的な感染症のひとつ。
- 血液や体液を介して感染。
- 一度感染すると慢性肝炎、肝硬変、さらには肝がんに進行する可能性があります。
- かつて日本では集団予防接種の場でB型肝炎が広がった事例があり、国による集団訴訟が起きたこともあります。
2. C型肝炎(HCV)
- B型と同様、血液感染。
- 多くは無症状で慢性化し、数十年後に肝硬変・肝がんを引き起こすことがあります。
- 1990年代以前は、このウイルスの存在が知られておらず、輸血や注射で多くの感染が起きました。
3. HIV(エイズウイルス)
- 血液を介して感染する可能性がありますが、日本では注射器の使い回しによるHIV感染の集団発生は少ないとされています。
- とはいえ、理論的には感染リスクがあり、再使用は極めて危険です。
背景
昭和時代中ごろまでは、注射器は「金属製」で、滅菌して何度も使うのが当たり前でした。特に学校や集団予防接種の現場では、針を取り替えずに連続して注射することも珍しくありませんでした。
現代との違い
現在は感染症対策の徹底により、
- ディスポーザブル(使い捨て)注射器が基本
- 一人ごとに新品の針・注射器を使用
- 滅菌消毒の徹底
などにより、安全性は大幅に向上しています。
まとめ
注射器の使いまわしによって感染する代表的な病気は以下の通りです:
- B型肝炎
- C型肝炎
- HIV(可能性)
特に日本ではB型肝炎ウイルスによる被害が大きく、国も補償を行う事態になりました。

それでは、明日もいい日でありますように!
Have a Nice Day!