サワデーカップ!
タイ在住32年になります、現役サラリーマンのシニアライフビギナー66歳です。
光陰矢の如し、時が経つのは本当に早いものです!
34歳の時にタイに赴任になり、66歳になった今もタイで仕事を続けています。
赴任当時、妻は28歳でしたが、今年還暦を迎えました。
つまり、人生の半分をタイで過ごしたことになりますので、もはや第二の祖国みたいなものです。とても愛着のある国です。
日本を往復する際は、両方向に向かって「帰国」と言っています(笑)
そんな私達ですので、「このままタイに移住されたらどうですか?」と言われることがよくあります。
そんな時は「うーん、そうですねぇ、やっぱり日本ですかねぇ。。」と答えています。
今はサラリーマンですので、ビザ、住居、車、保険、渡航など何一つ不便を感じていません。手続きも全部会社がやってくれます。
一方、リタイアして会社を離れたら何もかも自力でやらないといけなくなりますので、「今更それは厳しいなぁ。。」が正直なところです。
それと、大切なポイントは、これから歳を重ねていく上で”心から安心できる居場所はどこか?”です。
そんな中、「やっぱりなぁ・・」と共感できるヤフー記事を見つけました。ご紹介兼ねて記録です。
以下、その記事の要約です。
“わずか1ヵ月”で帰国したまさかの理由
リタイア後の生活費や税制面を考え、海外移住を検討する高齢者が増えています。中でもタイは、物価の安さや温暖な気候、日本人向けサービスの充実などから人気の移住先です。都内郊外で暮らす60代の夫婦、遠藤武彦さん(仮名・68歳)と専業主婦の和恵さん(仮名・66歳)は、子どもはいませんが共通の趣味として東南アジア旅行を楽しんでいました。しかし、武彦さんが65歳で定年退職して以降、夫婦の収入は月約25万円の年金のみ。旅行を続けるには貯金を取り崩す必要があり、やむなく海外旅行を控えていました。そんなある日、武彦さんは同世代の仲間から「東南アジアなら年金だけで暮らせるらしい」という話を耳にし、妻に相談したところ、思いがけず妻も賛同。以前訪れたことのあるタイの古都チェンマイを移住先候補に選びました。
チェンマイは首都バンコクに比べ落ち着いた雰囲気で、日本人も多く暮らしています。物価が安く、コンドミニアムの家賃や食費、光熱費を合わせても月約13万円で生活可能。タイ料理から日本食まで幅広く食事を楽しめ、私立病院も多く医療環境も整っています。治安も比較的良好で、外務省の統計ではタイ在住日本人は7万人以上と東南アジアで最多です。
移住前にお試し滞在をするため、夫婦はリタイアメントビザの条件を確認し、最大60日間の滞在で生活感を体験することにしました。
滞在初期は新鮮で充実した日々でしたが、3週間ほど経つと出かけない日も増え、「なんだか暇だな」と感じるようになります。加えて、インフラや衛生面の不備、病気時の心細さも浮き彫りになりました。和恵さんが体調を崩した際には日本語が完全には通じず、診察の多くを英語で受けることに。さらに、体調不良時には日本食が恋しくなるなど、安心感の欠如を実感しました。
結局、夫婦は1か月ほどの滞在を経て本格移住を断念。
コスト面だけでなく、暮らしやすさは「安心」と「幸せ」に直結することを痛感し、「旅行で訪れるのがちょうどいい」と判断しました。
老後の暮らしは、年金や貯蓄といったお金の問題だけでなく、自分がどこで、誰と、どのように過ごすかという価値観に正直であることが満足度に大きく影響することを示す事例といえます。
↓ヤフーのリンクです;
★https://news.yahoo.co.jp/articles/a8a8483d1e5a047563c577804ba3b5f580abcd61?page=3

以下、リタイア後の生活という観点に絞って、タイ移住の「よいこと」「悪いこと」を整理してみました。
〇よいこと
- 生活費を抑えやすい
家賃や食費(タイ飯)は日本より割安で、年金や貯蓄で暮らしやすい。
特に郊外や地方都市なら物価がさらに安い。
但し、日本食中心や、セキュリティ対策が整ったアパートはかなり高額。 - 温暖な気候で過ごしやすい
冬の寒さがなく関節痛や冷えに悩まされにくい。
シニアにとって体への負担が少ない。
昨年、しばらく同居していた義母(当時87歳)がとても元気になりました。 - 医療の質が高く安心
バンコクやチェンマイには国際水準の病院があり、日本語通訳付きの外来や健康診断パッケージも充実。但し、私立病院と国立病院の格差は大きい。
保険は、高齢になると掛け金が高くなるので要注意。 - 日本人コミュニティが整っている
日本人会、囲碁・将棋、ゴルフ仲間、ボランティア活動など、仲間づくりの機会が多い。行動力さえあれば孤独になりにくい。
(2023年10月1日現在、在外日本人(長期滞在者および永住者)の数は 72,308人) - リゾートや趣味が身近にある
海や山へのアクセスがよく、観光・ゴルフ・マッサージ・料理教室など、余暇を楽しめる要素が豊富。 - 現地の人がフレンドリー
外国人シニアに対しても温かく接してくれる人が多く、生活しやすい雰囲気。
X悪いこと
- ビザ・滞在許可のハードル
リタイアメントビザは50歳以上が対象だが、一定の預金残高や収入証明が必要。
更新手続きも毎年発生。
昨年、義母のリタイアメントビザを取得しましたが、自力での取得は結構大変! - 医療費の負担が大きい
高度医療は高額になりがち。国民皆保険がないため、海外医療保険や現地民間保険に加入しないとリスクが高い。
重病で緊急帰国なども要想定です。 - 言葉の壁と生活の不便さ
スーパーや役所など日常生活ではタイ語が必須になる場面がある。
慣れるまではストレスになる。
タイ語は、発音がかなり難しいです💦 - 暑さと健康リスク
一年中暑く湿度も高い。熱中症、デング熱、食あたりなど、日本では少ないリスクがある。 - 社会インフラの差
停電・洪水・交通事故など、日本と比べると安心感に欠ける部分がある。
高齢になるほど負担に感じる可能性。
タイは車優先社会ですから、交通事故には要注意です! - 孤立のリスク
特に田舎のご近所で英語を話せる人はほぼ居ない。
日本人コミュニティに入れないと孤独になりやすいかも。
将来、介護が必要になったときの支援体制も不十分。
孤立リスクの要因にコミュニケーションエラーも重要なポイントです!
まとめ;リタイア後のタイ移住
タイ移住は 、タイ人と同じような衣食住で満足できるのであれば「経済的に安心してリタイア生活を楽しめる」 一方で「ビザ・医療・老後の介護・孤立リスク」 が大きな課題となります。


2023年、終の棲家にと、一条工務店のグランスマート平屋を新築しまして、家財道具も揃えました。残るは、住民票がないと買えない車だけです。
ワクチン接種を終えたみーこ(猫)も来年1月以降は制限無しで日本に入国できる状態になります。
帰国後も、元気なうちはタイに遊びに来るつもりです。
その時は、”第二の祖国”を懐かしみながら楽しみたいと思います。
Have a Nice Day!