【一条・白蟻対策の本気が半端ない!】続・コールドアイレビューです!

我が家の仕様

2023年、終の棲家にと、一条工務店のグランスマート平屋を新築しました、シニアライフビギナーです。
タイ在住32年になりますが、来年春には本帰国ですので、それ以降は一条の快適な終の棲家を満喫したいと思っています。

さて今日は、”シロアリに対する対策”についてのコールドアイレビューです。一条工務店の家であれば、『心配ご無用!』と言えそうですが、その根拠を検証してみたいと思います!

先日、私の同僚から、柱のみならず壁にまで広範囲に及ぶシロアリ被害にあった話しを聞きました。HMは、某S社。
10年ほど前にシロアリ駆除対策を実施していたようですが、補償期限ギリギリで、被害規模も想定をはるかに超えていたせいか、”業者が補償を渋っている”と嘆いていました!何と最近では音信不通だそうです!
【注意】
シロアリ対策を依頼する際は、単に「保証付き」という言葉だけでなく、

  1. 保証期間は何年か?
  2. 保証内容は「再施工」だけか、「修復費用」まで含まれるか?
  3. 修復費用が含まれる場合、上限額はいくらか?
  4. 保証が切れる条件(免責事項)は何か?

を契約前にしっかりと確認し、保証書を受け取って大切に保管することが非常に重要です。

 

さて本題です!

AIがシロアリ対策のスペシャリストに成り代わって、一条工務店のシロアリ対策と一般的な対策について、コスト面も含めて比較解説します。

一条工務店の情報と、一般的なシロアリ対策の情報を総合すると、一条工務店の対策の「凄さ」は、その「徹底性」と「処理方法」にあります。

一条工務店のシロアリ対策

一条工務店が「凄い」とされる主な理由は、一般的な「現場での薬剤散布」とは根本的に異なるアプローチを採用している点です。

  1. 工場での「丸ごと処理」
  • 一般的な対策:
    建築現場で、組み上がった土台や柱の表面に薬剤を散布(塗布)します。
  • 一条工務店:
    構造材や断熱材を、工場出荷前に薬剤に浸漬・加圧注入します。
    これにより、木材の内部や、家が組み上がった後では薬剤が届かない接合部の内側まで、ムラなく徹底的に処理されます。
  1. 建築基準法を超える「広範囲な処理」
  • 一般的な対策 (建築基準法): 処理範囲は「地面から1メートルの高さまで」と定められています。主に1階の床下が中心です。
  • 一条工務店: 法定基準を大幅に超え、床下と1階の構造材ほぼすべてに加え、シロアリの被害対象となりうる1階の断熱材、さらにはバルコニーや破風板(屋根の側面)にまで処理を施しています。
  1. 断熱材への対策
  • シロアリは木材だけでなく、断熱材も食い破って侵入路にすることがあります。一条工務店は、断熱材そのものにも防蟻処理を施すことで、家の断熱性能の長期的な維持も図っています。

一般的なシロアリ対策

一般的な木造住宅では、以下の方法が主流です。

  1. バリア工法(薬剤散布)
  • 方法: 新築時に、土壌(地面)と建物の基礎・土台・柱(地表から1m)に薬剤を散布します。
  • 特徴: 即効性がありますが、薬剤の効果が永久ではないため、一般的に5年ごとの再処理(メンテナンス)が推奨されます。
  1. ベイト工法(毒餌)
  • 方法: 建物の周囲にシロアリが好む餌(ベイト剤)を入れた容器を埋設し、巣ごと駆除します。
  • 特徴: 巣を根絶できますが、効果が出るまでに時間がかかる場合があります。定期的な管理が必要です。

コスト比較

【一般的な対策コスト】
一般的なシロアリ対策(バリア工法)の費用は、施工面積(主に1階の床面積)で決まります。

  • 新築時の予防費用:
    • 坪単価:約3,500円〜7,000円
  • 既存住宅の予防・駆除費用(5年ごと):
    • 坪単価:約3,800円〜10,000円
    • 例:30坪の住宅(1階床面積15坪と仮定)の場合、5年ごとに約9万円〜20万円程度のメンテナンス費用がかかるのが相場です。

【一条工務店のコスト】

  • 初期コスト: 上記の徹底した防腐・防蟻処理は、新築時の建物本体価格(標準仕様)に含まれています。
  • ランニングコスト: 一条工務店の処理は、一般的な「5年で効果が切れる薬剤散布」とは異なり、工場での加圧注入により薬剤が木材内部に浸透・固着しています。
    このため、一般的な5年ごとの薬剤再散布が不要となる(または保証期間が非常に長い)可能性が高く、長期的なメンテナンスコスト(ランニングコスト)を大幅に削減できる点が最大のコストメリットと言えます。

結論

一条工務店のシロアリ対策の「凄さ」とは、以下の点に集約されます。

  1. 「死角」を作らない: 現場での表面的な散布ではなく、工場で部材の内部まで処理するため、シロアリの侵入する「弱点」が極めて少ない。
  2. 「範囲」が広い: 法律の基準をはるかに超え、断熱材やバルコニーまで広範囲に守られている。
  3. 「長期的コスト」が安い: 初期費用には含まれますが、5年ごとに数十万円かかる一般的な再処理が不要になる可能性が高く、トータルコストを抑えられます。

この徹底した初期処理により、シロアリ被害を防ぐだけでなく、被害による家の耐震性や省エネ性(断熱性の低下)の劣化も防ぐことを目的としています。

 

日本で最も代表的で信頼性の高いシロアリの専門機関;
以下の団体が挙げられます。
1. 公益社団法人 日本しろあり対策協会(白対協)
シロアリ対策の分野において、最も中心的かつ公的な役割を果たしている専門機関です。

  • 概要: 国土交通省の認可を受けた公益社団法人で、シロアリ被害の防止や安全な防除施工の確立を目的としています。
  • 主な活動:
    • 薬剤・工法の認定: シロアリ防除に使用する薬剤や工法について、効果や安全性を審査し、優良なものを認定しています。
    • 資格制度の運営: シロアリ防除施工を行う技術者の資格「しろあり防除施工士」制度を運営しています。
    • 標準仕様書の策定: 安全で確実な施工を行うための「標準仕様書」を定めており、多くの業者がこの基準に準拠しています。
    • 研究開発: 国土交通省などと協力し、シロアリの生態や防蟻処理に関する研究も行っています。
    • 消費者相談: 一般消費者からの相談窓口も設けています。

信頼できるシロアリ駆除業者を探す際の一つの基準として、「日本しろあり対策協会の会員であるか」「しろあり防除施工士の資格を持ったスタッフがいるか」が挙げられます。

2. 大学・研究機関
より学術的な研究を行っている機関もあります。

  • 京都大学 生存圏研究所: 木材の劣化やシロアリの生態・防除に関する高度な研究を行っている、国内トップクラスの研究機関の一つです。特にシロアリの生態や行動に関する基礎研究で世界的に知られています。
  • 森林総合研究所(国立研究開発法人): 森林・林業・木材産業に関する研究を行う機関ですが、その一環として、木材を食害するシロアリの研究や、木材の耐久性に関する研究も行っています。

3. 民間の研究所(企業)
大手シロアリ防除会社の中には、自社で「研究所」を設置し、シロアリの生態研究や新しい防除技術の開発を行っている企業もあります。
(例:今村化学工業白蟻研究所、山陽白蟻研究所 など)


一般の方がシロアリ対策について相談したり、信頼できる情報を得たりする場合には、まず公益社団法人 日本しろあり対策協会ウェブサイトを参照するか、お近くの都道府県にある協会の連携団体に問い合わせるのが最も確実です。

我が家の仕様

それでは、明日もいい日でありますように!
Have a Nice Day!