【昨夜は、タイ人同僚の還暦祝いでした】彼もアドバイザーとして残ります!

タイでの生活

タイ在住32年になります、現役サラリーマンのシニアライフビギナー66歳です。
還暦を迎えたあたりからリタイアして別の人生を楽しむ友人もいましたが、私がこれまで選んできた道は「サラリーマン継続」です。
理由は、「まだ役に立てそう」と、何より「仕事が楽しい!」からでした。

ただ、それで自分がやりたいことを犠牲にしていることはないと思います。
全部やれる方法を考えるわけです。そこで悪戦苦闘するのですが、それも一緒に楽しむわけです ← Project Managementです💦
「時間がない」「お金がない」「、、がない」は事実かも知れませんが、それでも「やれる!」と思い続けた方がよいと思います。
“Where there’s a will, there’s a way.”

さて、今日のお話しは、同僚(タイ人)の還暦祝いです!
お祝いは昨夜。場所は、「ザ・スコータイ・バンコク (The Sukhothai Bangkok)」の中にあるイタリアン「ラ・スカラ (La Scala)」)」※1 でした。

還暦を迎えた彼は、私が勤めているタイの子会社のGMで、設計部のトップを10年近く勤めた人間です。ピーク時は、300人の設計スタッフを束ねていました。
大手設計会社で働いた経験を持ち、Mechnical Engineer Level-IIの有資格者※2です。

会社規定の退職年齢は60歳ですが、彼にはしばらくアドバイザーとして後輩を育成頂くことになっています。人材育成は、長年の課題で、シニア層にその期待が集まっています。

役職定年を迎えたベテラン社員に「人材育成」をお願いするのは、会社にとっても「一石三鳥」のメリットがあると思います。

  • 1つ目は、「若手の良き相談相手」になれること。
    直属の上司だと、若手はどうしても「評価」を気にして緊張しがちです。でも、利害関係のないベテランなら「斜めの関係」として、弱音や本音を受け止めてあげられます。これが若手の安心感になり、離職防止にも効きます。
    私も、一応、アドバイザーですが、最近「ちょっと愚痴聞いて貰っていいですか?」みたいに、気軽に私の部屋に来る若者が増えた気がします。
  • 2つ目は、「教科書にないコツ」を教えられること。
    マニュアルには書けない「ここぞという時の勘所」や「トラブル時のさばき方」。
    こうした経験者だけが知る「暗黙知」を語れるのは、修羅場をくぐってきた皆さんだけです。
    私の場合、「たった一つでいい!秀でたものを持て!」なんて偉そうに言っています。
  • 3つ目は、「忙しい今の管理職」を助けられること。
    今の管理者たちはプレイングマネージャーで超多忙ですね。手のかかる育成部分をベテランが「助っ人」として引き受けることで、現役リーダーは本来の仕事に集中できます。

豊富な経験を「次世代の育成」に注ぎ込む。これは、組織全体にとって非常に価値のある、ハッピーな結果をもたらすことだと確信しています。

 日本語を流暢に話せる人が必ずしも日本語教師になれるわけではないのと同じく、第一線で活躍するプレイヤーが必ずしも優れたメンターになれるとは限りません。

実際、専門的な育成業務に職種転換できる人材はごくわずか(数%)でしょう。

彼がどのようにマインドセットを切り替え、前向きに人材育成の分野で力を発揮してくれるか、今から楽しみにしています!

さて、昨夜の還暦祝いの舞台の紹介です(笑)

こちらは、スコータイホテル側です。(La Scalaは正面の別のビル)
タイ衣装をまとった女性が演奏している楽器は、タイの伝統的な弦楽器”キム (Khim)”だと思います。とても癒される音色です!長旅の末ホテルに到着した人達はホッとするのではないでしょうか!

こちらがスコータイホテルの向かいにあるビルの入り口。
イタリアンのLa Scalaは、入って右手にあります。

↓ラ・スカラ (La Scala)の壁に飾られているこれらの写真は、過去にこのレストランに招かれて特別ディナーなどを開催した、世界的に著名なゲストシェフ(特にミシュランの星付きシェフ)たち。ですから、これの写真は単なる装飾ではなく、「ラ・スカラが世界最高峰のイタリアンシェフたちと繋がりがあり、バンコクにおいて常にハイレベルな食体験を提供してきた」という歴史と格式の証明なんだそうですす。

試しに「写真付きのメニューありますか?」と小声で聞いてみたら『マイミーカー(ありません)』と笑顔で即答でした(笑)

スパゲッティ・アッレ・ヴォンゴレ(Spaghetti alle Vongole)は、スパイスが利いてとても美味しかったです。

私も還暦の時、みんなに祝ってもらいましたが、もう6年以上前のこと。本当にアッと言う間です!
今日を大切に、
できること、やれること、やりたいこと、
は全部やりましょう!

 

※1
バンコクの「ザ・スコータイ・バンコク (The Sukhothai Bangkok)」と、その中にある名門イタリアン「ラ・スカラ (La Scala)」についての解説です。
都会の喧騒を忘れさせる「アーバンオアシス」として非常に評価の高いホテルと、バンコク屈指のイタリアンとして知られるレストランです。

1. ザ・スコータイ・バンコク (The Sukhothai Bangkok)

サトーン通りというバンコクのビジネス中心地にありながら、一歩敷地に入るとまるで別世界のような静寂が広がる、低層のリゾート風ラグジュアリーホテルです。

  • コンセプトと雰囲気

    • 「都会のオアシス」: 広大な敷地には美しい庭園や蓮の池が広がり、高層ビルが立ち並ぶバンコクにおいては珍しい、空が広く感じる低層建築のホテルです。

    • タイの伝統美: ホテル名の通り、タイの古都「スコータイ王朝」の建築様式や芸術を取り入れています。レンガ造りの仏塔(チェディ)や仏像、チーク材やタイシルクをふんだんに使ったインテリアは、クラシックで重厚な高級感があります。

  • 客室

    • 全室が非常に広々とした作りで、チーク材の床や家具が温かみを感じさせます。バスルームも広く、鏡張りの贅沢な空間が特徴です。

  • 施設

    • 長さ25メートルのインフィニティプールや、緑に囲まれたスパ「スパ・ボタニカ (Spa Botanica)」も評価が高いです。


客室に囲まれたこの中庭は、なかなか風情があります!

2. イタリアンレストラン「ラ・スカラ (La Scala)」

ホテル内にあるイタリアンレストランで、バンコク在住の美食家や旅行者から長く愛されている名店です。「ミシュランガイド バンコク」でも推奨店(ミシュランプレートなど)として掲載される常連です。

  • 料理の特徴:コンテンポラリー・イタリアン

    • 伝統的なイタリア料理のレシピを尊重しつつ、現代的な解釈と盛り付けで提供されます。

    • シグネチャーメニュー: シェフの遊び心が光る料理が多く、例えば「Pomodoro e mozzarella(ポモドーロ・エ・モッツァレラ)」は、見た目はトマトそのものですが、中にはクリーミーなチーズ等が詰められているなど、視覚でも楽しめる一皿が有名です。

    • ピザ: 石窯で焼かれるピザも評判が高く、生地の香ばしさと厳選された具材のバランスが絶妙です。

  • 雰囲気とインテリア

    • オープンキッチン: 店内に入るとまず目を引くのが、活気あるオープンキッチンです。シェフたちがきびきびと料理を作る様子を見ることができます。

    • デザイン: 日本のデザインスタジオ「スピン(SPIN)」が手掛けたインテリアは、ホテルのクラシックな雰囲気とは対照的に、スタイリッシュでモダン。プールサイドの景色を楽しめる席もあります。

  • 利用シーン

    • ランチ: 比較的手頃な価格で楽しめるランチセット(プリフィックスコース)があり、ビジネスランチや優雅な昼食に人気です。

    • ディナー: 照明が落とされ、デートや記念日、会食などに最適な大人の空間になります。

まとめ

スコータイホテルは「タイの伝統と静寂」を楽しめる場所であり、その中のラ・スカラは「洗練された現代的な美食」を楽しめる場所です。
もし行かれる予定であれば、ラ・スカラのランチセットはコストパフォーマンスが高く、ホテルの雰囲気も味わえるため特におすすめです。予約が必要か、ドレスコード(スマートカジュアル推奨)などの詳細についてもお調べしましょうか?

 

※2 タイ技術者評議会(Council of Engineers: COE)が定めるエンジニアライセンス(ใบอนุญาตประกอบวิชาชีพวิศวกรรมควบคุม)は、タイ国内で「規制されたエンジニアリング業務(設計、監理、コンサルティングなど)」を行うために法的に不可欠な資格です。
3つのレベル(I, II, III)は、エンジニアとしての経験年数、責任範囲、および専門性の深さによって明確に区分されています。
それぞれの階級について、要件、権限、そして社会的な位置づけを詳しく解説します。

1. Level-I 相当:Associate Engineer

タイ語名称:ภาคีวิศวกร (Pakhee Visavakorn)
これはエンジニアとしてのキャリアの「出発点」であり、実務経験を積むための段階です。

  • 対象者: 工学部の新卒者、または実務経験が浅いエンジニア。
  • 取得要件:
    • COEが認定した大学の工学課程を修了していること。

    • 基礎工学および法律・倫理に関する筆記試験に合格すること。

  • 業務範囲(Scope of Work): 【制限付き】

    • 法律で定められた一定規模以下(例:小規模な建物、低電圧の電気設備など)の設計・監理であれば単独で行える場合があります。

    • 重要: 大規模なプロジェクトや複雑な業務においては、上位ランク(ProfessionalまたはSenior)のエンジニアの**監督下(Supervision)**でなければ業務を遂行できません。

  • 位置づけ: 「見習い」から「中堅」への移行期間。あくまで上位者の指導の下でスキルを磨く期間とみなされます。

2. Level-II 相当:Professional Engineer

タイ語名称:สามัญวิศวกร (Samun Visavakorn)
これが実質的な「一人前のエンジニア」としての標準ランクです。多くのエンジニアがキャリアの中期目標としてここを目指します。

  • 対象者: 十分な実務経験を持ち、独立して判断ができるエンジニア。
  • 取得要件:
    • Associate (ภาคี) として3年以上の実務経験があること。

    • 過去の実績(ポートフォリオ)を提出し、審査・面接に合格すること。

  • 業務範囲(Scope of Work): 【標準的・独立的】

    • 一般的な規模のエンジニアリング業務を独立して遂行できます。

    • 自身の名前で設計図書に署名し、法的責任を負うことができます。

    • ただし、極めて大規模なプロジェクトや特殊な専門性を要するものには制限がかかる場合があります。

  • 位置づけ: プロジェクトマネージャーや主任技術者クラス。現場での指揮命令権や、設計の最終承認権限(一般的な範囲内)を持ちます。

3. Level-III 相当:Senior Professional Engineer

タイ語名称:วุฒิวิศวกร (Wutthi Visavakorn)
エンジニアとしての「最高峰」に位置するランクです。高度な専門知識と豊富な経験を持つエキスパートのみに与えられます。

  • 対象者: 業界の権威、大規模プロジェクトの統括責任者、高度なコンサルタント。
  • 取得要件:
    • Professional (สามัญ) として5年以上の実務経験があること。

    • 卓越した業績(大規模プロジェクトの成功、技術的貢献など)のポートフォリオ提出。

    • 非常に厳格な面接試験(専門知識と解決能力を問われる)に合格すること。

  • 業務範囲(Scope of Work): 【無制限・コンサルティング】

    • 規模や複雑さに関わらず、あらゆるエンジニアリング業務を遂行・署名できます。

    • 高層ビル、大規模ダム、巨大プラントなどの責任者になれます。

    • 紛争時の技術的仲裁や、高度なコンサルティング業務を行う資格があります。

  • 位置づけ: 技術部門のトップ、プリンシパルエンジニア。若手の指導育成義務も負います。

比較・まとめテーブル

ランク タイ語名称 英語相当 経験要件 権限・範囲 キーワード
Level I ภาคี (Pakhee) Associate 新卒~ 制限あり (監督が必要) 基礎、学習、アシスタント
Level II สามัญ (Samun) Professional 3年以上 一般的 (独立して署名可) 実務家、中堅、標準
Level III วุฒิ (Wutthi) Senior Pro 5年以上 無制限 (高度な判断) エキスパート、統括、顧問

注意点:
これらのライセンスは、土木、電気、機械、環境、工業など、専門分野(Specific Branch)ごとに分かれています。例えば「土木のProfessional」を持っていても、「電気のAssociate」の業務を行うことはできません。

補足:なぜこのランク付けが重要なのか?

  1. 法的要件: タイの法律(エンジニアリング法 B.E. 2542)により、一定規模以上の建設・製造・安全管理には、特定のランク以上のエンジニアの署名が必須です。
  2. 給与水準: 特に建設業界やコンサルティング業界では、ランクが上がると手当(License Fee)が加算され、給与ベースが大きく上がります。Seniorランクは非常に希少価値が高いです。
  3. キャリアパス: 外資系企業や日系企業がタイ人のシニアマネージャーを採用する際、このライセンスレベル(特にProfessional以上かどうか)を技術力の証明として重視します。

11月22日は、いい夫婦の日でした💛
我が家の場合は、「毎日がいい夫婦の日」ですから、あまり関係ありませんでした💦(苦笑)💦
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それでは、いい日でありますように!
Have a Nice Day!