【一条・平屋の勾配天井と、二階建ての吹き抜け】の違いを比べてみました

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我が家の仕様

2023年、終の棲家にと、一条工務店のグランスマート平屋を新築しました、シニアライフビギナーです。
我が家の勾配天井の頂点の高さは、グランスマートでは最高の5,266mmです(リビングなどの天井高さは標準の2,400mm)。
これを、二階建て吹き抜けの場合と比較しますと、↓こんな感じで、9cmほどの差がありますが、ほぼ同じです。

ただ、勾配天井と吹き抜けは、見上げた時の迫力とか開放感が随分違います。どちらが良い悪いと言うことではなく、明らかに違う空間だなぁと感じます。
言うまでもなく、平屋か二階建てかで、選択肢は自動的に決まってしまいますので、”天井”に拘りがある方は、家のコンセプト作りの段階から意識しておく必要あります。

天井高さ

建物タイプ 項目 天井高さ
(目安)
備 考
共通仕様 標準天井高 2,400mm 1階・2階ともに標準はこの高さ
平屋 勾配天井(最高部) 5,266mm 9マス(約8.1m)離れた地点の最高値
二階建て 吹き抜け(標準)  5,175mm 2,400(1F) + 375(懐)+ 2,400(2F)

解説

1. 平屋の勾配天井(最高 5,266mm)の仕組み

一条工務店の勾配天井は「3.5寸勾配」という屋根の傾斜に基づいています。

  • 計算式: 標準天井高 (2,400mm) + (318.5mm x マス数)
  • 最高高さ: 一条工務店の設計ルール上、勾配天井は最大「9マス分」まで広げることができ、その際の頂点が5,266mmとなります。
  • さらなる高み: もし1階天井高アップオプション(2,600mm)を併用して勾配天井を作った場合、最高高さはさらに200mm加算され、5,466mmに達します。

2. 二階建ての吹き抜け高さの仕組み

二階建ての吹き抜けは、1階の床から2階の天井までを繋げた空間です。

  • 構造の厚み(懐): 1階の天井裏から2階の床面までの間には、床暖房パネルや構造材を含む約 375mmの厚み(懐)があります。
  • 高さの計算: 「1階の天井高」+「懐(構造厚)」+「2階の天井高」が、吹き抜け全体の高さになります。
  • 標準時: 2,400 + 375 + 2400 = 5,175mm
  • 1階天井高UP時: 2,600 + 375 + 2400 = 5,375mm

数値上は、平屋で勾配天井を最大まで活用した方が、二階建ての吹き抜けよりも高い空間を作ることが可能ですが、吹き抜けは「真上の空間が丸ごと空いている」という視覚的な広がりがある一方、勾配天井は「斜めにせり上がっていく」というデザイン的な特徴があります。

一条工務店のグランスマートにおいて、平屋の「勾配天井」と二階建ての「吹き抜け」は、どちらも素晴らしい開放感をもたらしますが、照明のメンテナンスと冷暖房効率に関しては共通した重要な検討課題となります。
以下、そのまとめです。

照明計画と冷暖房効率の課題と対策

まず、両者の特徴と共通する対策をまとめた比較表をご覧ください。

項目 吹き抜け
(二階建て)
勾配天井(平屋) 対策・ポイント
照明のメンテナンス 難易度:高(足場や長梯子が必要) 難易度:中~高(脚立で届く範囲が多いが、高さ次第です) LEDの寿命を考慮しつつ、交換しやすい位置に配置。
光の広がり 1階が暗くなりがち。 屋根の傾斜に合わせて全体に光を届けやすい。 壁を照らす「間接照明」や「ブラケット」を併用して明るさを確保。
暖房効率 暖かい空気は吹き抜け上方に滞留。 頂点付近に暖かい空気が滞留。 いずれも、空気の循環は必要。

共通の対策詳細

1. 照明計画:交換のしやすさを最優先に

高い天井の照明計画で最も後悔しやすいのが、「電球が切れた時の交換」です。これは勾配天井、吹き抜け共通の課題です。

  • ダウンライトの配置:
    天井の真ん中に配置すると、交換時に高額な足場費用がかかる場合があります。「壁寄りに配置して、長い梯子で届くようにする」のが理想ですが、デザインとの相談ですね。
  • ブラケット照明(壁付け)の活用:
    天井ではなく壁に照明を設置することで、脚立などで届く範囲に収めやすく、デザイン性も高まります。
  • スポットライト(ライティングレール):
    上記のブラケット照明と同じですが、脚立などで手が届くダクトレールにスポットライトを設置すると、照らす方向を自由に変えられ、陰影のあるおしゃれな空間を演出しつつメンテナンス性も確保できます。

↓我が家のケースですが、勾配天井に設置したLEDは、床から4~5mの高さですから、かなり大掛かりな足場が必要です💦

2. 冷暖房効率:空気の循環がカギ

「一条工務店は冬は暖かいが、夏は吹き抜け(高天井)があると暑い」と言われることがありますが、これは断熱性能ではなく「空気の滞留」が原因です。

  • 全館床暖房の恩恵:
    一般的な住宅と異なり、一条工務店は「全館床暖房」が標準なので、天井が高くても足元が冷える心配はほぼありません。これは大きなメリットです。
  • さらぽか空調の有無:
    「さらぽか空調」を採用している場合は、除湿機能により高い天井でも快適に過ごせます。採用していない場合は、サーキュレーターを併用して積極的に空気を動かす計画が必要です。
  • サーキュレーターの設置:
    空気の滞留を防ぐため、シーリングファンを設置されるのが普通です
    冬: 上に溜まった暖かい空気を下へ押し戻す(正回転)。
    夏: 下の冷たい空気をかき混ぜ、気流を作る(逆回転)。
※ ただ、我が家の勾配天井に、シーリングファンはありません
羽根に埃が溜まる、モーターなど駆動部の故障、地震で落下して怪我、等の理由です。必要に応じて、床に扇風機を置いて循環させようと思っています。

↓これでOKです。

設計時に確認すべき共通チェックリスト

  • シーリングファンの位置: 掃除ができる位置ですか?(2階の廊下からモップが届くか、脚立で届くかなど)
  • エアコンの容量: 天井が高くなることによる容積増を計算に入れた容量を選定していますか?
  • 窓の日射遮蔽: 高い位置にある窓に、夏場の直射日光対策として「電動ハニカムシェード」を採用していますか?

それでは、明日もいい日でありますように!
Have a Nice Day!