【終の棲家・グランスマート平屋の全工程】新築決断から引渡しまで624日

我が家の仕様

終の棲家プロジェクト”グランスマート(GRAND SMART) 新築”の終了時期がほぼ確定しました。
引渡し検査次第ではありますが、今年5月18日の完工を予定しています。
打合せを含め全工程がタイ・バンコクからのリモートでしたが、無事完工を迎えられそうです。
一条の営業さん(20代)も海外の(我が儘な)施主を相手に大変だったと思いますが、難題解決含めよくやってくれました!
ちょっと見づらいですが、下の添付は、終の棲家プロジェクトのアクティビティごとの記録です。
家を建てるプロジェクトはこれが最初で最後ですが(断言)、とてもよい経験になりました。
ただ、終の棲家を建てることが最終目的ではありませんので、これからどうシニアライフを楽しむか、あれこれワクワクしながら考えたいと思います!

最終引渡し日(2023年5月18日)から逆算してみますと以下のようになりました。
注:外構工事まで含んでいますので一般的な工期よりかなり長めになっていると思います。

 ☆終の棲家プロジェクト開始から     624
 ☆一条工務店との仮契約から     594
 ☆着手承諾から     268
 ☆上棟から     160
 ☆一条工務店の社内竣工検査から       72

 

私の会社でも、EPC(設計、調達、製作・施工)をフルターンキーでやっていますが、全体工期が20ヵ月前後のものが多いので、どのビジネスも似たり寄ったりだなぁと思いました。

明日は、
【一条の家を選んだ理由と我が家のちょっと変わった仕様】シニアライフの為のグランスマート♪
を投稿予定です。→ こちらです

 

【おまけ】
ところで、
壁や屋根のパネルを加工している一条工務店のフィリピン工場をご存じですか?
そこそこ歴史のある工場ですが、あまり知られていませんね。
位置情報は下の写真にリンクを貼ってます。
フィリピンの首都マニラから南へ約30Kmあたり。
名前は”H.R.D” ← 一条工務店を連想する文字は出て来ないですね。
ただ、工場の屋根のほぼ全てに太陽光パネルがはってありますので、私ら一条ファンにはバレバレですね・笑

フィリピンには仕事で二度行きましたが殆ど記憶がありません💦
唯一、1991年の大噴火で有名なピナツボ山も見に行ったことは覚えています(写真が残ってましたので)
30年以上前に他界した父は、戦争中はフィリピンで飛行機のメカニックをやっていたそうです。私が小学生の頃、子供のくせに”ラバウル小唄”が好きでした。

パネルはフィリピンのH.R.Dでプレファブされ、日本へ海上輸送されます。
↓これは、我が家の上棟の日に撮った写真です

↓H.R.D関連の情報を見つけました。

シンガポールにある HRD (S) Pte., Ltd.は、1995 年フィリピンのカビテ(Cavite)輸出加工区(経済特区)に、住宅部材の工場を操業した。当初は洗面の三面鏡化粧キャビネットから、さらに欄間、襖、障子など室内建具の製造を始めた。さらにアメリカから米松の丸太材を輸入し、製材からプレカットまでを行った。もちろんプレカットのためのCADのオペレーションもフィリピンで行っている。
HRD 社は、一条工務店の創業者大澄賢次郎の長男がその発行済み株式総数の 99.99%を持つ、会社である。HRD 社が研究開発、営業ツールの作成、設計、部材製造を行い、一条工務店およびフランチャイズ加盟の8社は、その商品の営業、施工を行っている。
1.フィリピンの自社工場でほとんどの住宅部材を一貫生産一条工務店は 2008 年には、2×6 工法の i-cube の発売し、それまでのプレカットによる木造軸組工法に、新たな商品ラインを加えた。2015 年1万 3000 棟のうちその 60%、約 8000 棟が2×6 工法となっている。これらの商品開発は HRD が行う。
そしてアメリカから木材をフィリピンに輸入し、製材し、HRD の自社製の PVC サッシ、EPS 断熱材を組み込み、パネル化し外装タイルまで貼り付けて、日本に輸出される。輸出加工区(経済特区)に工場があるので、輸入関税がかからない。しかも、パネルなどの日本での輸入関税はゼロで、消費税相当分を払うだけでよい。製材から行うので当初は2×4材、2×6 材の乾燥が足りず、パネルとしての形状安定性に欠け、現場での建て方の際にトラブルが起こった。
HRD (S) Pte., Ltd.は、株式会社一条工務店およびフランチャイズ加盟の各地の一条工務店に対して、技術開発、商品開発を行い、パンフレット、カタログ、ビデオなど営業ツールの作成、必要な部材の供給を行い、それらの対価を受け取っている。一条工務店の住宅販売価格は、2450~2800 万円ほどである。
これに対して HRD 社が供給する部材費用は、1000 万円ほどである。日本で住宅を1棟建てるとその価格の 80%程が日本の GDP に加算できるが、一条工務店の住宅は、50~60%ほどしか加算できない。
フィリピンの年間輸出額は 621 億 US ドルで、主要輸出品のバナナが年間 4 億 4000 万 US ドルであるので、年間約 10 億 US ドル輸出する HRD 社は、さまざまな面でフィリピン政府から優遇されている。
さらに 2 万人以上を雇用するフィリピン工場は、アップルの iPhone、iPad を製造する中国の工場労働者が約 3 万 5 千人であること考えると、相当な規模であると言える。
違いは、アップルがここから全世界に輸出するが、HRD は、わずかにアメリカ西海岸とオーストラリアに輸出するが、そのほとんどを日本に輸出しているということである。しかしアメリカ西海岸で最初にHRD が開拓したのは、ワシントン州シアトル近くのイサクア市で、ここにはイチローの住まいがあるということで、イサクアにイチローに加えてイチジョウが加わったという、アメリカンジョークが書かれている。
2.シンガポールに本社を置き、フィリピンに工場を置くメリットHRD(S)PTE 社の前吉田誠社長は、地元テレビの取材の中で、フィリピンを選んだ理由として、第1には輸出加工区(保税地区)であること、第2には立地条件、第3には労働力と言語を挙げている。
一条工務店のホームページでもシンガポールにある HRD 社については、まったく触れられていないし、またニュースリリースも出されていない。しかし一条工務店の社員はみんな知っているので別に秘密にしているわけではない。特別広報しないのは、住宅はユニクロのように人件費の安い国で製造し、販売価格を安くしても大量に売れないからである。人件費の安いフィリピンで製造しているので、これほど安いといっても、販売量は増えない。むしろコストの安さで、将来の競争力を確保する方が賢い。シンガポールは租税回避地であるので、かなりの資金の内部留保があるはずだ。これが第一の将来メリットである。
さらに日本の住宅需要は今後確実に縮小する。すでに進出しているアメリカやオーストラリアだけでなく、1 人当たり GDP が 12 倍の韓国、8 倍の台湾、2.3 倍の中国ならば、まだまだその住宅市場に進出できる可能性がある。これが第二の将来メリットである。
またフィリピンの工場は、普段現場で使う技能を用いて、労働集約型で行っているので、近い将来の日本で、建設業での外国人技能者の受け入れが可能になった場合、フィリピンの工場を技能訓練、労働者派遣の基地として活用できるはずである。これが第三の将来メリットである。
出典元はこちら

 

【to be continued】

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