今日は、私の会社の敷地内にある祠のリニューアルオープンの日でした。
タイ人は、家、店、工場、学校、職場など、どの土地にも、精霊が宿っていると信じています。
そのため、家をはじめ建物を建てる際は、その土地に古代から住み着いている精霊に迷惑をかけることになるので、その精霊が怒らないように、また守護していただくように祠を建てます。
会社へ向かう途中、マスコット型の精霊雲が現れました。
口のあたりが光ってました!
道はいつもより渋滞していて、なかなか先へ進めません。
あるポイントで渋滞から抜け出しました。
車の時計は7時47分!
セレモニーまで十分に時間はあるのですが、運転手さん一気に加速!
速度計は147Km/hと表示しています💦
タイの交通規則は、飲酒運転も含め寛容。あまあまです(笑)
高速道路は時々アウトバーン状態です。。
日本と違ってスピードメーターは240Km/hが標準です。
さて、9時39分、セレモニー開始です。
セレモニーは祠下への”おまじないの品々”の埋蔵から始まります。
花びらにはコインが混じっています。
クレーンで祠を組み上げていきます。
↓こちらは、これまで18年間、会社や従業員を守ってくれた木製の祠です。
↓『さて、いよいよ新しい祠に精霊が宿ります!
こちらが主で右側。
こちらは左側です。
とても華やかです!
↓最後は、会社役員4人で金箔を貼って儀式は終了です。
たくさんのお供え物です。
参列した社員が、お線香を食べ物に一本ずつ刺していきます。
アイキャッチの写真は祠の横に設置した花壇です。
王妃から頂いた木が植樹されています。その裏は噴水です。
祠周辺は、全て社員によるDIYです。
30年勤めた会社です!
これからも発展し続けることを心から祈りました!
タイでよく見かける小さな祠、タイ人とピー信仰
タイのピー信仰とは、タイ人が信仰するアニミズム(精霊信仰)のことです。
タイといえば、熱心な仏教国というイメージですが、実際は仏教に、バラモン教(古代ヒンドゥー教)、ピー信仰が絡み合っているそうです。
ピー信仰はタイに仏教やバラモン教が伝来する前からタイ族全般が信仰していたとされる宗教形態です。現在でも仏教やバラモン教などの外来宗教の影響を受けながらも、タイ人の基礎の信仰として根強く残っています。