【人生の営み=プロジェクト運営】効率よく生きる♪

我が家のポリシー

☕タイム;今日は、生活を営む上で”プロジェクト運営手法”は大いに役に立つ!と言うお話しです。
実は、いま実行中の”終の棲家プロジェクト” や”シニアライフの資金管理”などでもその概念を取り入れておりまして、そのベースになっているのがPMBOK(Project Management Body of Knowledge)と呼ばれるものです。
USAに拠点を持つ「PMI (プロジェクトマネジメント協会)」という非営利団体から発行されておりまして、NASAでも利用されているガイダンスで、体系的な知識でプロジェクトの成功確率を上げることを目的としています

少し乱暴な点もあろうかと思いますが、今日は、
 PMBOK 10個の知識エリア x 【人生】
を考察してみました。

①統合管理 x【人生を俯瞰し適宜判断しながらタイムリーに変更管理を実施】

統合管理とは、ほかの9つの知識エリアのプロセスを統合し調整を行う活動です。具体的な内容としては、プロジェクトの立ち上げ、管理計画書の作成、プロジェクトの実行や監視、終結と評価などプロジェクトライフサイクル全域を見渡します。それぞれの知識エリアを横断的に確認し、プロジェクトの全体像を把握しながら監視やコントロールを行うことが主な役割です。
「変更は悪ではなく、放置こそが悪です。問題先送り、見て見ぬふりは、やがて倍返しで返って来ることがあります💦」

②スコープ管理 x【人生でやること、又はやらないことをフェーズ毎に決める】

プロジェクトの範囲を定め、目標達成のために必要な成果物やタスクを明確化する分野がスコープマネジメントです。具体的な活動としては、要求事項の収集やWBSの作成、成果物の検証などがあげられます。WBSとは作業分解構成図とも呼ばれ、目標達成に必要なタスクを段階的に細かく砕いていき、全作業を漏れなく洗い出す目的で作られるものです。そのため、スコープマネジメントは、確実に目標を遂行するために重要な項目を担っていると言えます。
「自分がやりたいコトをしっかり見定め、安易に人の言動に流されないようしないと自分らしくない曖昧な人生で終わりますね」

③スケジュール管理 x【人生は、生まれて死ぬまで有期限。一日一日を無駄にしないメリハリのある時間管理】

QCDのうち、納期に関する分野を管理する知識エリアがスケジュールマネジメントです。WBSによって洗い出されたタスクをもとに、作業の順序や所要時間を見積もり、具体的なスケジュールを作成するのが主な役割となっています。スケジュールマネジメントの最大の目的は、時間当たりの生産性を高めながら、納期を守ることにあります。そのため、進捗状況を適切に把握するだけでなく、遅れがあれば迅速な対応を行えるような柔軟性が必要です。
「特にリタイア後の人、フリーランスの方などは自分を管理してくれる人が少ないでしょうから能動的なタイムマネジメントが重要です。特に時間が不規則になると健康への影響も大きいですね」

④品質管理 x【人生を豊かなものするために、モノの質のみならず、メンタルの質も大事】

QCDのうち、品質に関する管理を行う知識エリアが品質マネジメントです。品質の基準を明確化し、品質を保つための実現計画を立てることが主な役割であり、成果物が要求に一致しているか、使用に適しているかなどのチェックも行います。
「ISOもそうですが、昔はモノそのものの質が問われました。今は”マネジメント”のクオリティーも問われる時代です。結局、最終的に行き付く所は”人のクオリティ”ですね(どきッ💦)」

⑤原価管理(コスト管理)x 【人生にお金は不可欠。ライフプラン、キャッシュフローなどツールを使って管理すればお金は味方になる】

コストマネジメントは、QCDのうちの費用を管理する分野の知識エリアです。予算内でプロジェクトを完了させることが目的であり、必要なコストの見積もり、資金調達、財源確保など費用のコントロールをするのが主な役割です。
「お金持ちほど庶民的な金銭感覚を持っていたりします。彼らはお金のカラクリがよく分かっているので無駄な出費がなく勝手にお金持ちになるようですよ」

⑥要員管理・資源管理  x 【人生一人では生きていけない。物資の調達経路の確保や備蓄は日頃から要モニタリング】

プロジェクトを達成するために必要な人材や物的資源を調達・管理して、確実に遂行できる組織を作る分野が資源マネジメントです。チームの編成や人材の育成、物的資源の使用率の管理なども行います。
「歳を取ると、介助、介護、看護などで色々な人にお世話になります。また日常的なものを配達・宅配して貰ったりすることも増えると思います。日頃お世話になっている人には、そのサービスが仮に有償であっても感謝ですね!」

⑦コミュニケーション管理 x【人生を楽しく過ごす為に重要な要素】

コミュニケーションマネジメントとは、スポンサーやユーザーといったステークホルダー(利害関係者)との適切なコミュニケーションを行う分野の知識エリアです。具体的な内容としては、ステークホルダーとの関係性の明確化、プロジェクト情報の生成・配布、進捗や実績の報告文書作成などがあげられます。
「コミュニケーションの相手は、ずっと同じとは限りません。自分の成長に合わせて相手も変わるものです。⑩ステークホルダーマネジメントと組み合わせて勉強しています」

⑧リスク管理 x【人生一歩先は闇。動産、不動産いつ消滅するか分かりません】

プロジェクトに影響を与え得るリスクを洗い出し、原因や対応策などを明らかにする知識エリアがリスクマネジメントです。この場合のリスクは必ずしも危険性を指しているわけではなく、影響を与える可能性のある不確実な事柄を意味しています。そのため、まずは未知のリスクを識別し、発生する確率などをもとに対応の優先度を明確にすることが重要です。また、時間の経過によって影響が増減する場合もあるため、プロジェクトが進行するうえで細かく監視やコントロールを行う必要があります。
「決して悲観的な話しばかりではありません。リスクの裏側に”好機(opportunity) ”が潜んでいたります」

⑨調達管理 x 【大きな買い物は慎重に。出された書類(契約書)に直ぐには押印せず、一旦持ち帰り深呼吸しながら熟読しましょう】

プロジェクトの遂行に必要なサービスや製品を外部から取得または購入する際に、管理を行う知識エリアが調達マネジメントです。主に調達のために生まれた契約を管理するとともに、対象物の選定や納品の進捗管理、検収なども行います。
「お金を貯めるのはとても大変ですが、失うのは簡単ですね。買い物の大きさに限らず、それが欲しいモノか必要なモノか?浪費か消費か?しっかり嗅覚を働かせておきたいものです」

⑩ステークホルダー管理 x 【家族、親戚、ご近所、知人、友人、お付き合いする全ての方々との接し方をマネージ】

ステークホルダーマネジメントは、PMBOKが改良されていく過程で、コミュニケーションマネジメントから独立した知識エリアです。クラウド技術の発展などにより、ステークホルダーの範囲が一気に広がったことから、2012年に独立した分野として新設されました。ステークホルダーマネジメントは、幅広いステークホルダーと良好な関係を築いたり、関心の薄い層に働きかけたりしながら、協力者を広げていくことが主な役割となっています。
「SNSで知り合った人なども含まれます。多くの人と関わる機会が増えました。”遠からず近からず”ではないですが、お付き合いするにもある程度の分別力、判断力が必要な時代になって来ました」

プロジェクトは、人生と同様に”有期限”で、必ず始点と終点があり、その全域をプロジェクトライフサイクルと呼んでいます。ある日突然終わってしまったり、逆に予想以上に延びることもあります。そこには多額のお金が投下され、沢山の人(ステークホルダー)も絡んで来ます。大儲け、大損と結果も様々。人生と重なる部分が多いです。

※ 2011年、自分の頭の中や、会社のあちらこちらに散在する暗黙知を何とかして形式知にしたいと思い社内にPMOを設立。PMP (Project Management Professional®)取得(2016年)で同僚と競争したり楽しかったです♪

プロジェクトについては、面白いエピソードが沢山あります。
またどこかで投稿させて頂きます。

↓ごもっともですね!
会社のためにに働くな。
自分が犠牲になるつもりで勤めたり、
物を作ったりする人間がいるはずはない。
だから、会社のためなどと言わず、自分のために働け。
(本田宗一郎)
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