今年の5月、終の棲家に”グランスマート平屋”を新築したシニアライフ人です。
以前、一条工務店さんから送って頂いた写真の工事看板に『防蟻処理状況』と書かれていたことを思い出しましたので今日はその記録です。
と言いましても、私は白蟻についてはズブのド素人ですので、ほんのさわりだけになります。
ピンポーン♪「シロアリ駆除やっとかないとお宅ヤバいですよ~!今ならうん十万円ポッキリ!」みたいな話しをよく耳にしますが、「いえ、うちは大丈夫です!一条仕様ですから75年後にお願いします!」と言おうと思っています(笑)
基礎周りの防蟻対策
最近、新築されているお家を拝見してますと、ほとんどのお家の床下はコンクリートで覆われているようですが、これは白蟻を家の中に入れない為にも重要なことのようです。
↓この写真の工事看板に、「防蟻処理後全景」とあります。
青い部分は、雨水や工事後の洗浄水などを排水する為の孔で、上棟後は全て塞がれました。
孔の周りに防蟻塗料(青色)が塗ってある理由は、仮に塞いだはずの孔の密閉度が下がっても白蟻をその隙間から侵入させない為らしいです。
パイプやケーブルが貫通する孔は必ず防蟻塗装が塗布され、隙間にはシール材が注入されています。
これにて、白蟻は勿論、水すら入って来れない密閉性の高い基礎周りが完成すると言うことのようです。
外部にあるエコキュートやエアコン室外機との取り合い用の孔もしっかりシールされています。
↓こちらは玄関ポーチ周りの防蟻処理です。
この辺りが白蟻の侵入経路になるそうです。
上の写真のグレーの枠(断熱材)についてはこちら)
↓更に、
万が一、玄関ポーチのコンクリートと家の間に隙間が出来ても大丈夫なようにシーリングが施されているとのことです。これで白蟻はシャットアウト!かなりの徹底ぶりです!
コンクリートは玄関と玄関ポーチ(手前)が一体で打設されています。
木材の防蟻処理。工場生産だから、部材を丸ごと処理できる
下の写真は我が家のサンプル写真ですが、天井材が普通の木材の色なのに対して、その下にある木材は防蟻処理されているので薄緑になっています。
防蟻剤は木材の内部まで圧力をかけて注入されていますので、木材のどこを切っても薄緑です。
実際の処理は、人件費の安いフィリピンの工場 (H.R.D)にて”ACQ※ (Alkaline Copper Quaternary) 加圧注入マシン”と言われる圧力容器を使って一括処理されているそうで、この高度な防蟻処理がこの坪単価内で達成できる理由の一つだそうです。
↑加圧注入マシンのイメージ:株式会社テオリアランバーテックさんから
以下、一条工務店のWEBからの抜粋です!
木材の防腐・防蟻処理は、建物の耐久性だけでなく、耐震性や省エネ性も長期間にわたって保つ大切なテクノロジー。一条では、自社グループ工場で構造材はもちろん断熱材も丸ごと処理する体制を確立しています。
外部に接し、シロアリや腐れの影響を受けやすい構造材及び下地材には、隙間なく徹底的な処理を施すことが重要です。一条の家は、組み合わせると見えなくなる部材の面も工場で丸ごと処理。躯体の組み立て後に薬剤を表面塗布する一般的な現場処理とは異なり、シロアリの入る弱点をつくりません。
建築基準法の規定を超える広い施工範囲
建築基準法で定める一般的な防腐・防蟻の処理範囲は、地面から1メートルの高さまで。これに対して一条では、床下と1階の構造材のほぼすべて、1階の断熱材、バルコニー、破風板にも処理を施します。
もちろん断熱材にも防蟻処理
シロアリは、木材だけでなく、断熱材やコンクリートなどあらゆるものにかじりつきます。一条では、断熱性を末永く保っていける様、断熱材にも防蟻処理を施しています。
私は一条工務店の回し者ではありませんが(笑)、ZEHやほぼ長年に渡ってメンテナンスフリーの仕様など、『家は、性能。』今のところ合点です!
終の棲家を満喫する準備は着々と進行中です!
銅と第4アンモニウム塩を配合した環境に優しい防腐剤で、天然木の腐敗菌、シロアリ、木喰い虫から材木を守り、強い効力を長期にわたって発揮します。