今年の5月、終の棲家にと”一条工務店・グランスマート平屋”を新築しましたシニアライフビギナーです。もう10月だと言うのにまだバンコクにおりまして、せっかく新築した家には住めないままです・涙
さて、今日は”和室に小上がりを採用しなかった訳”についてです。
この投稿は、お勧めしないことが趣旨ではありません。
条件確認の為のチェックリストの一部として参考にして頂ければ幸いです!
一条さんとの間取りの検討段階で、一時期、小上がりで大いに盛り上がったのですが、最終的には不採用となりました。当時の検討結果を表にしてみました。
注;あくまでも私の主観ですし、老後・シニアライフが前提の検討ですのでJustご参考までm(__)m
検討項目 | 検討結果 | 評価点 | |||||||||||
1 | 畳の下に床暖は採用可能か? | 不可です。 グランスマートでは小上がりの高さまで床暖パネルを上げることは出来ないとのことでした。 これは小上がり採用不可の決定的な理由でした。 |
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2 | 小上がり高さの最適解は何cmか? | 階段一段分の20cmから腰掛けられる40cmくらいと、想定するシチュエーションによってバラツキが大きく、仮にシニアライフに限定したとしても全てを満足する最適解はなく、老後のことを考えると”家中、真っ平が好ましい”が答えでした。
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✖ | ||||||||||
3 | バリアフリーの観点では? | 段差の為、車椅子で行き来が出来ない。また杖などの介助器具も使い辛い。 また、墜落や転倒事故を誘発する懸念あり。 |
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4 | 収納量は増加する? | 畳の下を収納に利用出来る。 但し小上がりの高さ次第で収納量は変わる。40cm以下では収納力がぐっと下がる。 |
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5 | リビングとの一体感は? | 段差によりスペースがはっきりと区分けされるので広がり感は少なく、リビングと和室の同じ高さでのスペースシェアリングが出来ない。 | ✖ | ||||||||||
6 | お客さん目線でどうだろう? | 宿泊の際にプライバシーさへ守られていれば、通常の和室か小上がりかは不問だと思います。 ただ、気になることは段差による事故。特に小さな子供や高齢者は、段差を失念し、夜中のトイレで躓いたり転げ落ちたりなど心配。 |
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7 | 段差に腰掛けることが出来る点は? | ソファーのようにひじ掛けや背もたれもないことから、小上がりに長時間座ってくつろぐ可能性は薄く、また段差が永久に動かせない固定ベンチのように思えてしまう。 また、腰の上げ下ろしに手摺りが必要になった際は段差の端にしか設置できない。 |
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8 | 天井までの高さは? | 天井高さ2.4mの場合、小上がり高さを40cmにすると高さは2.0mとなるので、ちょっと圧迫感がありそうです。また照明は天井埋込型のダウンライトが必須になると思います。 | △ | ||||||||||
9 | 掃除の課題は? | 他のフロアと高さが異なるので、ロボット掃除機が他の場所から自力で進入できない。 普通の掃除機も段差分の上げ下ろしが必要。 |
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10 | 模様替えが出来る、着脱可能な小上がりはないのか? | ※これは広告ではありません(笑) 小上がりは欲しいけど、永久構造にはしたくない場合はこんな方法もあるようです。 ★避難場所などで注目を集める強化段ボールによるベッドです。通常の段ボールとは強度が格段と違い人が並んで立っても壊れないようなので小上がりとしても使えそう。 出典:東明工業株式会社 .★半畳単位で売っている小上がり 出典:クオリアル |
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小上がりを掘りごたつにして家族との団らんで楽しんでいる方や、小上がりだとゴロゴロしていても地べたに転がっているような違和感もない、などメリットも多いと思います。
それぞれの価値観にあったQOLを構築頂ければと思います!
ちなみに、我が家の和室とリビングは最終的に開き戸で完全に分離しましたので、共有スペースとして使うことは出来ません。
当初は、中庭のあたりが和室でしたので小上がりで盛り上がりました。
和室と中庭の段差を5cm以内にして、家中を平らなバリアフリーにすることに注力しました。
家の仕様→こちらです
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