今年5月にグランスマート平屋を新築したシニアライフ人です。
今日は、耐水害住宅を検討した際の記録です。
この投稿は、お勧めしないことが趣旨ではありません。
条件確認の為のチェックリストの一部として参考にして頂ければ幸いです!
一条工務店の耐水害住宅には二種類あります。
. ① 家を地上から切り離して浮かせるタイプ(+2万円/坪)
. ② 床下に注水して家を重くして家がながれにくくするタイプ
設計段階、注目したのは①の浮かぶ家です!
最初は「ひょっこりひょうたん島だ!」と笑ってしまったのですが、若い頃、船のバラスト計算などをかじった経験もあってか、”浮かぶもの”に興味津々!”技術屋魂”に火が!
さっそく一条の実験棟まで足を運び実際に体験しまして”一条の本気”に惚れたのですが、話しを進めて行く中でいくつかの課題が出て来まして、結果は残念ながら不採用となりました。
不採用になった理由;
- 天井高を260に変更した場合、強度上の問題から採用できない、
壁強度が水圧や家の捻じれに対して不足するのだと思います。(※240の場合でも耐力壁が増える可能性があると聞きました)
でも、結局は260(+坪2万円)は採用しなかったのですが。。(勾配天井が5.3mと高いので他の天井高さは標準でよしとした) - 家の輪郭が凸凹の場合は採用が難しい、
家が浮いた際に傾かないよう、浮心が家の中央付近に来るよう、正方形に近い形状の家が望ましいようです、
家の一部が凹んだ中庭とか一蹴です💦 - 係留用ポール(家が流れないようにする柱)の設置場所が必要なことから、土地に対して家が不本意な位置へずれる(=デットスペースが増える)。
それに、この係留ポールはちょっと家の外観を損ないますね、、(or トーテンポールに装飾する手はあるかも?) - 水密性確保のため引き違い戸が採用できない、
- 親子ドアは採用不可。鍵穴の位置も高い特殊な水密ドアになります、
また、耐水害仕様のドアや窓は、浮かない標準の家には(お金を払っても)採用できません。 - 危険マップから、洪水や津波リスクはあまり高くないと判断した(最悪ケース3m浸水とか書いてありましたが💦、、)
- +2万円/坪は、対リスク評価に対して、やっぱり高いかなぁ、、
- 自分の家だけ助かるのも、ちょっと気が引ける、
- 実物大による実験は成功しTVでも大々的に報道されているものの、実際の採用実績はまだ少ない、
- 因みに、軸組工法のグランセゾンには耐水害仕様は採用不可、
↑出典:一条工務店
家のサイズ(幅、長さ)と喫水が分かれば家の重量が分かりますね。
↓一条工務店の実験棟に行って来ました!
洪水の体験中!わくわく
人が移動しただけで家の傾きが変化します。(傾斜計で傾きが表示されています)
結果は不採用ですが、いやーっ!一条工務店あっぱれ!
また次の驚きの仕様を期待します!
一般的な家ですと、以下のような水害に対する備えがあるようです。
- トイレや排水口の逆流防止処置を取る(水のう)
- 水が入りそうな玄関ドアと、引き違い戸の周りを堰き止める土嚢を準備しておく(土のう)
- 室外機などの屋外機器や、屋外コンセントは出来る限り高めに設置(我が家は、当時そこまで気が回らず高めにしませんでした💦)
- ゴミ袋などの大きめ(45リットル程度)のビニール袋を二重、三重に重ね、半分(20リットル程度)ぐらい水を入れ、口をきつく縛る。
- トイレの逆流防止には、『水のう』を便器の中に入れておく。
玄関等の前に隙間なく並べると、浸水を軽減できる。
そのほかにも、国土交通省ホームページの『「身につく防災」コンテンツ』内にあります『家庭での被災想定』に、家庭でできる被害軽減の工夫が満載です。事前に災害から身を守る知識を知っておきましょう。
Be Prepared!
出来る限りの備えはしておきたいものです!
そう言えば、私が小学5年生の頃、夏休みの自由工作で模型の船を作ったのですが、9割がた私の父親が作ってしまって、その作り方(さすがは大人!)に感動した一方で、デザインが今一でがっかりしたことを今でも鮮明に覚えています。
写真を撮っておけばよかったです(笑)
一応、モータとスクリューで動く仕様になっていたのですが、浮かべて遊んだ記憶がありません(笑)
今でしたら是非ラジコン仕様にしたいです。