昨年、終の棲家にと一条工務店のグランスマート平屋を新築しましたシニアライフのビギナーです。
今日は、”エアコン用のコンセントの位置”のお話しです。
これはエアコン周辺の美観に影響することなので、家の設計中に気になっていたポイントでした。
通常、メーカーは、埃が溜まりやすいエアコン上方にコンセントを設置することを原則禁止しています。エアコンの吸気口が上方に位置することから、埃や湿気が集まりやすく、火災の原因になることが理由です。
火災の原因、トラッキング現象
トラッキング現象とは、
長い間、差しっぱなしになったコンセントと電源プラグの間には埃がたまりがち。
そこに湿気が加わると、電源プラグの刃の間で火花放電が繰り返されます。
その熱がコンセントに接する絶縁部を加熱し、電源プラグの刃と刃の間に「トラック」と呼ばれる電気の道をつくります。やがてはそこから放電をおこし、発火。これがトラッキング現象です。
出典:中部電力株式会社
トラッキング現象とコンセントの位置関係
↓私の下手なスケッチと解説を参照下さい。
エアコン上部は、エアコンに吸い込まれる空気の流れに乗って埃と湿気が集まって来ますので、トラッキング現象が起きやすくなります。
エアコン上部にコンセントがあると、日頃目に付きにくくなるので埃が溜まっていても気付きません。
『だったら、天井にコンセントを付けたら埃が溜まり難いのでは!』とも思いますが、コードの重みや振動でプラグが下がったり、差し込みが不十分で出来たコンセントとの間の数mmの隙間に埃が溜まる可能性があります。よって天井もNGです。
最もお勧めのコンセントの位置とは?
我が家は、メーカー標準でエアコンの下にコンセントを設置しています(一条工務店のエアコン設置時のデフォルトです)
ただ、実際のところ美観という点では、エアコン本体からコードがだらりと下がっていますしパッとしませんね・・・
そこで、お勧めなのがエアコンの横です。
これですとメーカーにも怒られません(笑)
将来、エアコンの交換なども要考慮ですので、少し余裕を持って横へずらしておきます!
繰り返しますが、家の計画中に設計士さんに何も伝えなければ、コンセントはエアコンの下に付きます(一条工務店)。
それと、
我が家のコンセントは全て横向きになっていますので、トラッキング現象が起きにくいと勝手に思っています。理由は、通常の縦向きコンセントですと、差込プラグの栓刃(ブレード)が水平に位置するので埃のブリッジが形成されやすいと思うからです。気休めの範囲かもしれませんが。
洋間(100V)
寝室(100V)
家のコンセント(100V)。(横向きは長年暮らして来たタイの仕様です)
★【一条・我が家のコンセント】後々後悔しないギネス級の数?
200V用はプラグを差し込む向きが決まっていますので、コンセントを丸ごと取り外して180度回転させると、コードが上に来て見栄えが改善します。
そのうち改造予定です。
この200Vのコンセントは、タイから持ち帰る家電の一部にも(実験的に?)使えるので楽しみですwww
↑実測、210Vでした。
まとめ
エアコンは高い位置にあるので電源まではなかなか目が届きにくいと思いますので、出来ればメンテナンスフリーくらいの仕様にしておきたいものです。
特に歳をとると高いところのメンテナンスは危険です。
トラッキング現象の動画です → こちら
このように突然発火するわけですが、問題は、プラグがコンセントに刺さっていれば、家電を使っているか否かは関係ないと言う点で、留守中でも起こりうる火災です💦
『家の安全』は、終の棲家を満喫する為の必須条件ですね!
因みに、
滅多に使わないであろうエアコンのリモコンは、エアコンの横に掛けています。
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そして、今は、エアコン下のコンセントの前に高さ190cmの姿見を置いています(笑)
★【リビングに高さ190cmの姿見】部屋も広く見えてなかなかいいです!
コンセントも含め、日頃から小まめに掃除する方には関係ない話しではありますが、プラグがつけっ放しになる可能性の高いコンセントですから注意が必要です。
『まさか!こんなところから発火とは!』と後々悔やまれないようにしたいものです。
それでは明日も良い日でありますように!
Have a Good Day!