サワディーカップ!
ついに、うちのアパートにもスーパーカーが駐車するようになりました。
アイキャッチ画像は、Lamborghini Huracan (ランボルギーニ・ウラカン)ですね!10気筒らしいです・・
『そもそもこんな車で混雑の街バンコクを走りまわって何が楽しいんだよー?』と、悔しさを滲ませながら眺めています(笑)
【バンコク、やたらポルシェが多いです】タイは豊かな国になりました!
タイの少子化、高齢化が進む一方で、富裕層の数は急増していると思います。高級日本料理屋さんもタイ人で埋まっていますし、飛行機のビジネスクラスにも沢山のタイ人が乗っています。
一方で、人口の1%が7割の富を所有する「世界一の格差を抱える国」とも言われる国ですから、地方に足を運んでみると確かに厳しい生活をしている人達も多いです。
因みに、私が働いているタイの会社でも給与格差は10倍以上です💦
タイの最低賃金は地域ごとに多少異なりますが、現在は1日あたり330〜354バーツの範囲です。
全国平均ではおおよそ341バーツくらい。企業の規模によって適応までの猶予措置が設けられる見込みですが、2025年1月から全国一律で1日400バーツに引き上げると聞きます!
400バーツ/日 x 4.5円/バーツ= 1800円/日。時給ですと225円になります。
日本の全国加重平均の時給1,055円と比べますと、1055円/時間 ÷ 225円/時間 = 4.7倍になります。
ところが!これが部長級の給与となりますと、日本人平均1,714万円/年に対して、タイ人は2,054万円/年と大きく引き離されているのが現状のようです。しかも40代の部長も多数です!
ちなみに、米国は、3,399万円/年、シンガポールは3,136万円/年だそうです💦💦
タイの貧富の差(経済格差)は、同国の経済発展とともに長年議論されてきた重要な課題です。以下に概要を説明します。
1. 経済格差の現状
- タイは、ASEAN諸国の中でも比較的経済的に豊かな国ですが、国内では大きな所得格差があります。
- 2021年のジニ係数(所得分配の不平等を示す指数)は約0.42とされており、これはアジアの中で比較的高い値です。
- 農村部と都市部の経済的な格差が特に顕著で、都市部(特にバンコク)は豊かでインフラが整っていますが、農村部や東北地方では貧困率が高い傾向にあります。
2. 原因
- 都市集中型の経済構造:タイの経済発展はバンコクなどの主要都市を中心に進み、地方の発展が遅れていることが原因の一つです。
- 教育格差:教育へのアクセスが地域によって異なり、高等教育を受ける機会が限られている地方では、高収入の職業に就く可能性が低くなります。
- 地価や資産の偏在:タイの土地や資産は一部の富裕層に集中しており、中間層や貧困層が経済的な安定を築きにくい状況が続いています。
3. 政府の取り組み
タイ政府は、貧富の差を緩和するために以下のような施策を講じています:
- 農業支援:農民への補助金や最低価格保証制度を導入し、農村部の生活水準を向上させる。
- インフラ開発:地方への交通や通信インフラの整備を進め、都市と地方の格差を縮小させる。
- 教育改革:義務教育の質を向上させ、特に農村部での教育機会を増やす。
- 社会福祉制度:低所得者向けの医療保険制度や支援金を提供する。
4. 課題
- 制度的な不平等:富裕層に有利な税制や不動産制度が、格差をさらに拡大させている。
- 政治的不安定:政権交代やクーデターなどの政治的混乱が、長期的な格差是正政策を妨げる要因となっている。
5. 解決に向けた方向性
- 地域経済の活性化:地方の産業を振興し、農業以外の雇用を創出することが鍵となります。
- 公平な税制改革:富裕層への課税強化や累進課税制度の拡充が求められています。
- 持続可能な成長:経済発展が環境や地域社会に配慮した形で行われることが重要です。
タイの貧富の差は、経済成長と同時に改善が進んでいる部分もありますが、構造的な問題が根強いため、長期的な視点での取り組みが必要とされています。
それでは明日も良い日でありますように!
Have a Good Day!