2023年、終の棲家にと、一条工務店のグランスマート平屋を新築しました、シニアライフビギナーです。
キッチンには、パナソニック製のラクッキングを採用しました。
200V、3200W なので、ガスコンロ顔負けの火力で料理が出来ます。
さて、今日のお話しは、”IHヒーターの排気口って何のためにあるの?” です。

で、答えはシンプルでして、IHコンロの後ろにある排気口は、主に次のような目的で設置されています。
1. 熱や湿気の排出
- 調理中に発生する熱や湿気を外へ逃がすためです。
- コンロやグリルを使うと、機器内部に熱がこもります。
そのままだと機器が故障する可能性があるため、排気口から排出される仕組みです。
2. 換気扇と連動して空気を循環
- 排気口は、上部のレンジフード(換気扇)と連動して、調理中の煙・臭い・油分を効率的に排出します。
- 特にグリル使用時に効果的で、煙がこもらないように設計されています。
3. 安全性の確保
- 排気口がないと、機器内部の温度が過剰に上昇し、発火や故障のリスクがあります。
- 排気により機器の安全性と長寿命が保たれています。
【注意点】汚れやすい場所です
- 排気口は油煙やホコリがたまりやすい場所なので、定期的な清掃が大切です。
- 放置すると、臭いや火災の原因になることも。
排気口は上から見えているので分かりやすいですが、吸気口は、手前の操作パネルの上にあります。
右の図の出典;Panasonic・本体操作部・その他のお手入れ
排気口の上にモノを置いて、排気口から排出される空気を遮断してはいけません。
熱がたまってIHコンロの故障の原因になります。
ただし、排気口の上であっても、「かさ上げできるカバー」を使用することで、排気を妨げないよう工夫すれば、小さな器や鍋、調味料などを仮置きすることが可能です。
このようなカバーは、Amazonなどで数千円程度で購入できます。

こちらは、ラクッキングについての私の過去記事です。
★【一条・200VのIHコンロの威力】我が家はラクッキングを採用しました。
IHコンロの寿命はメーカーによっても異なることがあります。 国内メーカーの製品は一般的に高品質で耐久性があるとされていますが、それでも具体的な寿命は製品ごとに違いがあります。
例えば、パナソニックや三菱電機などの大手メーカーの製品は平均的な寿命が10年から15年と言われています。
【IHコンロの原理】
IHはガスコンロと比べて熱効率が非常に高いです。
比較してみると、ガスコンロの熱効率が約40%~55%に対してIHの熱効率は約90%!
鍋底を直接温めるので、周囲に逃げる熱が少ないことが理由です♪
IHコンロの中を覗いてみると、下の写真のように「渦巻き状のコイル」が見えます。
このコイルに電気を流すと、「磁力線(磁場)」が発生します。
磁力線は上方向に向かって出ていき、その真上に置かれた金属製の鍋やフライパンの底に当たります。すると、鍋の底に「渦電流(うずでんりゅう)」という電気の流れが発生します。
この渦電流が鍋の金属の中を流れると、金属の電気抵抗によって熱が生まれます。
この熱を使って調理するのがIHコンロの仕組みです。
そのため、電気を通さない陶器製の土鍋などは、IHコンロでは使えないというわけです。
↑ここにファンが付いています。
渦電流によって発生する熱は、IHコンロの中にどんどん溜まりますので、それに負けないように空気を入れ替えて温度を下げる必要があります。このファン結構うるさいですね・・

それでは、明日もいい日でありますように!
Have a Nice Day!