タイ在住32年になります、現役サラリーマンのシニアライフビギナー66歳です。
今年度一杯でタイ勤務を終え、本帰国の予定ですので、今回(11月上旬)の一時帰国の際に車を発注しました。
この半年間、プリウス(PHEV)、クラウンエステート(PHEV)、bZ4X (BEV)の三種類で悩みましたが、現物を見て最終的に選んだのは、bZ4Xです。
『まだまだ電気自動車はあり得ない!』と思っていましたが、bZ4Xは完全な電気自動車です💦
★【本帰国に向けての車の注文】さて最終的に選んだ車はこれです!太陽光フル稼働!
購入の決め手は、満充電で最大746km(WLTCモード)の航続距離でしたが、BEVによる節税やランニングコストも魅力でした。

と言うことで、
今日は、bZ4Xとクラウンエステート(PHEV/HEV)の税金を比較してみました。
それと、最後にbZ4Xとクラウンエステート(HEV)を5年間保有した場合のランニングコストも含んだトータルの差額も試算しています。
データに齟齬がある場合は、予めご了承ください_(._.)_
bZ4X vs クラウン エステート 税金比較表(2025年基準)
| 項目 |
bZ4X(BEV) |
クラウン(PHEV) |
クラウン |
備 考 |
|
① 自動車税 (毎年) |
25,000円 | 43,500円 | 43,500円 |
排気量ゼロのbZ4Xが最安 |
|
② 自動車税 (翌年度) |
約6,500円 |
約11,000円 |
約11,000円〜 |
購入翌年のみ適用される減税 |
|
③ 重量税 (購入時) |
0円 |
0円 |
0円 |
エコカー減税適用 |
|
④ 重量税 (初回車検) |
0円 |
0円 |
約20,000円〜 |
ここが大きな差! |
| ⑤ 環境性能割 (購入時) |
0円 |
0円 |
0円 |
車両取得時の税金 |
| 【5年間の税金総額目安】 | 約 10.6万円 | 約 18.5万円 | 約 20.5万円〜 | bZ4Xが約8〜10万円お得 |
自動車税比較のポイント
- 毎年の維持費:
bZ4Xはクラウンより毎年18,500円安い。 - 3年後の車検:
クラウンのハイブリッド車(HEV)は、購入時は免税でも、3年後の初回車検で重量税(数万円)がかかるケースが一般的です。
一方、bZ4XとPHEVはここも0円です。 - トータル:
5年間乗るだけで、税金のみで約10万円の差がつきます。
ガソリン代の差額を含めると、維持費の差はさらに広がります。
比較表にある通り、bZ4X(BEV)のような環境対応車が優遇されている理由も、この背景を知るとより明確になります。
1. 「道路を使う人が負担する」という考え方(受益者負担の原則)
これが最も基本的な理由です。
- 道路特定財源の歴史: かつて日本が道路整備を急ピッチで進めていた時代、「道路を作るお金は、道路を利用する車を持っている人が払うべき」というルールが作られました。
- 重量税・ガソリン税: 重い車ほど道路を傷めるため「重量税」があり、走るほど道路を使うため「ガソリン税」がある、という理屈です。
2. 「車は贅沢品」という古い認識(担税力)
税制度が作られた当初(昭和30〜40年代)、自動車は一部のお金持ちしか持てない**「贅沢品」**でした。
- 資産としての課税: 「車を買える人には税金を払う能力(担税力)がある」と見なされ、財産税の一種として自動車税が設定されました。
- 現在は地方(特に北九州市のような都市部以外のエリアも含め)では「生活の足」ですが、この「資産に対する課税」という仕組みが残っています。
3. 税金がとりやすい(捕捉の容易性)
行政側の都合ですが、非常に大きな理由です。
- 登録制度: 自動車はナンバープレートで国に登録・管理されており、所有者が誰か明確です。
- 車検制度: 車検を通さないと公道を走れないため、**「税金を払わないと車検を通さない」**という仕組みにすることで、確実に税収を確保できます。国や自治体にとって、極めて「とりっぱぐれのない」安定財源なのです。
4. 政策誘導のツール(環境対策)
近年、特に重視されている理由です。いただいた表の「bZ4X」が優遇されているのはまさにこれです。
- ペナルティとインセンティブ: 環境に負荷をかける車(ガソリン車や古い車)には重税を課し、環境に良い車(BEVやPHEV)は減税することで、国民の行動をコントロールしようとしています。
- 外部不経済の負担: 排気ガスや騒音、交通事故などの「社会的なマイナス」に対するコストを、原因者である車の所有者に負担させるという考え方です。
日本の自動車税制の「2つの大きな矛盾」
ユーザーの皆様が「なぜ?」と理不尽に感じる最大の原因は、以下の矛盾があるからです。
- 目的が変わった(一般財源化):
「道路を作るため」に集められていた税金(重量税やガソリン税など)は、現在では道路以外のことにも使われる「一般財源」になっています。「道路整備は終わったのに、なぜ高い税金のままなのか?」という批判はずっと続いています。 - 二重課税(タックス・オン・タックス):
ガソリン税にも消費税がかかっている問題や、購入時に消費税を払った上で環境性能割(旧取得税)を払うなど、税金に税金がかかる複雑な構造がいまだに解消されていません。
結論として
現状の日本の税制は「古いガソリン車イジメ、次世代車(BEV/PHEV)優遇」へと舵を切っています。
bZ4Xを選択したことは、「取れるところから取る」という国の徴税ターゲットから外れるための、意味のある防衛策と言えそうです。
折角ですから、
次に、税金以外の「ランニングコスト(電気代 vs ガソリン代)」も含めたトータルコストのシミュレーションをやっておきます。
「太陽光発電・売電価格(17円/kWh)」と「夜間電力・買電価格(13円/kWh)」という条件を基に、より精度の高いシミュレーションを行ってみます。
ここで、非常に重要な「逆転現象」があります。
10年間に限りますが、我が家の場合は、「自分の家の太陽光で充電するよりも、売ってしまって、夜間に電力会社から電気を買って充電する方がお得」です。(売電17円 > 買電13円のため)
この「夜間充電(13円/kWh)」というコストパフォーマンスを前提に試算します。
【ランニングコスト比較】bZ4X vs クラウン エステート (HEV)
前提条件 (少し厳しめに💦):
- 年間走行距離: 10,000km(一般的な目安)
- ガソリン価格: 173円/L(福岡県レギュラー平均・2025年11月)
- bZ4X電費: 実用燃費 5.5km/kWh(夜間電力 13円/kWhで充電)
- クラウン燃費: 実用燃費 16.0km/L(WLTCモードの約8掛け想定)
| 項目 | bZ4X (BEV) | クラウン (HEV) | 差額 (お得額) |
| 燃料単価 |
13円 / kWh |
173円 / L |
|
| 1km走るコスト | 約 2.4円 | 約 10.8円 | bZ4Xが 約1/4 |
|
年間燃料代 |
24,000円 | 108,000円 | 年間 84,000円 お得 |
| 5年間燃料代 | 120,000円 | 540,000円 | 5年で 42万円 お得 |
【結論】トータルコスト(税金+燃料代)の差
先ほどの税金の差額と合わせると、5年間でどれくらいの差になるでしょうか。
注:クラウンエステート(HEV)との比較です。
【PHEVで、EVモード(60~80Km以内の街乗り)の使用率が高ければガソリン消費量が下がり、燃料代の差はなくなりますので比較対象から外しました】
- 税金の差 (5年間): bZ4Xが 約10万円 安い
- 燃料代の差 (5年間): bZ4Xが 約42万円 安い
合計メリット: 5年間で 約52万円
bZ4Xに乗ると、同クラスのクラウン(HEV)に乗るよりも、5年間で50万円以上、お金が浮く計算になりそうです。
これは、bZ4Xの車両価格の一部を回収できているのと同じですね。
太陽光発電システムを設置した場合のおさらい
以下の3つの条件が揃っていれば、日本国内で最も安くbZ4Xを運用できる環境になります。
- 太陽光がある: 昼間の高い電気を買わなくて済む。
- 夜間電力が激安 (13円): 一般的な家庭(30円前後)の半額以下で充電できる。
- 売電が高い (17円): 自分で使うより売った方が儲かるため、「昼は売電、充電は夜」という運用を徹底することで、差益(4円/kWh)まで得られる。
これに加えて、V2Hシステムを取り入れるアイデアもあります。
bZ4Xのバッテリー容量は74KWと、一条工務店の7KW(単独の場合)の10倍ですから、余裕をもってV2Hが達成できるのかも知れません。(翌日、車を長距離で走らせる時は要注意ですが💦)

出典;Panasonic

今日調べて分かったように、自動車に対する複雑で高価な税金は異常ですね! ガソリン税撤廃に加え、高市新政権に期待です!

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それでは、いい日でありますように!
Have a Nice Day!


