【普通だと思ったら実はすごい人リスト】シニアライフにもグサリと刺さる理由

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ためになる話しメモ

タイ在住32年になります、現役サラリーマンのシニアライフビギナー66歳です。
12月も半分が過ぎ、いよいよ2025年が終わろうとしていますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今日は、ネットでふと目にした、思わず目が釘付けになった一枚のリストのお話しです。
タイトルは「普通だと思ったら実はすごい人」
です。

そこに列挙されていたのは、大谷翔平選手のような超人的な身体能力でもなければ、イーロン・マスクのような破壊的なビジネスセンスでもありません。
一枚にまとめて書かれていたのは、こんな項目でした。

  • 写真整理できる人
  • 毎日日記を書いて記録する人
  • 毎日同じ時間に寝て起きる人
  • 週末なのに出勤時間に起きる人
  • 給料貰ったらすぐに貯金する人
  • 食事後、すぐ皿洗いする人
  • 旅行後帰宅してすぐ荷解きする人
  • メッセージにすぐ返信する人
  • 予定管理をカレンダーに記録する人
  • 前夜に準備する人
  • 食事後、すぐにお礼の連絡を入れる人
  • (あと一つ、「恋人と別れた後連絡しない人」なんてのもありましたが、これはまあ、横の方に置いておきましょう笑)

「え? これって当たり前のことじゃないの?」 そう思いますね!
でも実はそう簡単なことではなく、どんな時でもちゃんとやれる人は「すごい人!」なんです!
実は、私自身のポリシーも、ちょっとこれに近いところがあるのですが、改めて文字化されたものを見ると、改めて『やっぱりそうだよなぁ!』と気づかされます。

今日はこのリストを肴に、特に私たちのような「リタイア世代」「シニア世代」にとっての本当の凄さについて、少し深掘りしてみたいと思います。

「当たり前」を続けるという、至難の業

このリストに共通しているのは、「先送りの排除」「自律」だと思います!

例えば、「食事後、すぐ皿洗いする人」。 お腹がいっぱいで、テレビでは面白いニュースが始まっている。「まあ、後でやればいいか」と横になりたい。 誰しもが経験するこの瞬間に、「いや、今やる」と自分を動かせるかどうか。
「旅行後帰宅してすぐ荷解きする人」もそうです。
旅の疲れがある中で、スーツケースを開けて洗濯物を放り込めるか。私の知人には、帰宅後一週間スーツケースが玄関に鎮座しているという人もいます(笑)。

一つ一つの行動は、数分で終わる「普通」のことです。 しかし、これを「毎回」「欠かさず」「息をするように」できる人は、実は極めて稀なのです。
これを「凡事徹底(ぼんじてってい)」と言ったりしますが、なんでもないような当たり前のことを、徹底して行うこと。これができる人は、やはり「スゴイ」と思います。
故・野村克也さんが阪神の監督時代に「凡事徹底。当たり前のことを当たり前にやるのがプロ」とコメントしていました!

リタイア後にこそ、「このリスト」が必要な切実な理由

さて、ここからが本題です!
このリストは全世代に通じることですが、66歳の私があえて言いたいことは。それは「これは、リタイア後のシニア層にこそ必要な最強の生存戦略ではないか!」。

現役時代、私たちは「強制力」の中にいました。 始業時間が起床時間を決め、仕事の締め切りがペースを作り、業務連絡は必須でした。つまり、「外からの圧力」によって規律ある生活をさせられていたのです。
しかし、リタイアするとどうでしょう。 何時に起きても怒られず、昼寝をしても誰にも迷惑をかけない。毎日が週末のようなものです。 ここで、リストにある「週末なのに出勤時間に起きる人」という項目が重く響いてきます。
強制力がなくなった途端、人は驚くほど簡単に崩れていきます。
生活リズムが乱れ、昼夜逆転し、今日が何曜日かわからなくなる。「自由」を手に入れたはずが、いつの間にか「無秩序」という不自由な檻に閉じ込められてしまう気がします。

このリストの項目ができる人というのは、「自分自身を上司にできる人」です。 誰に言われるでもなく、自分で決めたルールを、自分との約束として守れる人。 これこそが、リタイア後の人生を豊かにする「タイムマネジメント」の正体のような気がします。

「すぐやる」ことは、脳のメモリ解放である

もう一つ、このリストの「スゴイ」点は、脳のエネルギー効率です。

  • メッセージにすぐ返信する
  • 食事後すぐ皿洗いする
  • 前夜に準備する

これらは全て、「未完了のタスク」を脳内に残さないという効果があります。
「あー、あのメール返信しなきゃ…」「流し台に茶碗が溜まってるな…」と思いながら過ごす時間は、脳のメモリを無駄に食っています。パソコンで言えば、バックグラウンドで重いアプリがずっと動いている状態ですね。。。

これでは、新しいことを楽しんだり、クリエイティブな発想をする余裕がなくなります。 シニア世代こそ、脳のメモリは大切に使いたいもの。「すぐやる」ことで、頭の中は常にクリアになります。 「スゴイ人」たちの表情がいつも涼しげに見えるのは、彼らが能力的に高いからではなく、「やるべきことを抱え込んでいない」からなのです。

リスペクトを生むのは、過去の肩書きではなく今の「生活態度」

最後に、人間関係の視点から。 「食事後、お礼の連絡を入れる人」という項目がありました。
歳を重ねると、どうしても「やってもらって当たり前」という感覚が出たり、「親しい仲だから今更」と省略してしまったりしがちです。 しかし、素敵なシニアと呼ばれる人たちは、ここが徹底しています。

以前、ある人生の先輩にご馳走になった際、私が帰宅中の車に乗っている間に「今日は楽しい時間をありがとう」とメッセージが入っていました。ご馳走した側が、です。 これには痺れました。「ああ、この人には敵わないな」と。

現役時代の肩書きや昔の武勇伝は、今のあなたの魅力にはなりません。 今のあなたを輝かせるのは、「約束を守る」「レスポンスが早い」「身の回りが整っている」といった、このリストにあるような「生活の所作」なんだと思います。

まとめ:今日から一つ、「スゴイ人」を目指してみる

「写真整理できる人」「日記を書く人」……全部を完璧にこなそうとすると息切れしてしまいます。 まずは一つだけでもいいと思います。
「靴を揃える」でも、「食べた食器を水につける」でもいい。「面倒くさい」という感情が湧くより先に、体を動かしてしまうこと。
「普通のこと」を積み重ねた先には、普通じゃない「スゴイ」景色が待っています。

繰り返しになりますが、野村監督の「凡事徹底。当たり前のことを当たり前にやる」を具体化すべく、このリストを”これからの人生の心得”と肝に銘じたいと思います。

それでは、いい日でありますように!
Have a Nice Day!
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会社のエントランスに飾っています。