終の棲家にと、一条工務店のグランスマート平屋を新築しました、シニアライフビギナーです。
家を新築して、早2年半が経ちました。
海外勤務のため、ずっと空き家のままでしたが、ついに今年4月から住み始めることになりました。

さて、今日のお話しは、“家のメンテナンス費用”についてです。
家の維持費も、家計を圧迫する要注意項目ですからね!
一条工務店のHPや、これまで貰った資料からだけでは読み取れない部分もありましたので、今日は独自調査の紹介です。
とは言っても、環境や使用条件でも大きく異なると思いますので、今日は、
- これだけ見てれば、まず間違いないだろう”悲観的なケース”、
- 工夫すれば、これくらいで済むだろう”楽観的なケース”、
の2ケースで試算してみました。
「悲観的なケース」と「楽観的なケース」の比較
メンテナンス費用の比較
部位、設備は、一条工務店の家に限らず、どの家にも共通する項目を取り上げてみました。トイレ設備も気になりましたが、軽微な備品交換程度と考え一旦外しています。
楽観的な試算ケースは、その根拠・条件を右欄に記載しています。
35年間のトータル維持費シミュレーション
一条工務店「グランスマート(平屋)」における、35年間のトータルメンテナンス費用のシミュレーションを作成しました。
「悲観的なプラン」と「工夫を凝らした楽観的なプラン」の2パターンで比較します。
35年間での総額は、標準的な予測で約270万円〜280万円、楽観的なシナリオ(延命やDIY活用)では約140万円〜150万円となります。
平屋であることと、ハイドロテクトタイルの耐久性※により、一般的な住宅(35年で500万円〜700万円と言われる)に比べて非常に低コストに抑えられるのが特徴です。
35年間のコスト推移表
設備の交換時期を、最も発生しやすい「15年目」と「30年目」に集約して試算しています。
| 期間 | メンテナンス対象 | 悲観的な試算 | 楽観的な試算 |
| 1〜10年目 | 消耗品(フィルター類) | 約15万円(1.5万/年) | 約8万円(0.8万/年) |
| 11〜20年目 |
【第1次交換ピーク】 |
約130万円 |
約65万円 |
| 21〜30年目 |
【第2次メンテナンス】 |
約95万円 |
約60万円 |
| 31〜35年目 | 消耗品のみ | 約7.5万円(1.5万/年) | 約4万円(0.8万/年) |
| 合計 | 35年間のトータルコスト | 約248万円 | 約137万円 |
※端数を調整し、突発的な修理費を含めると、悲観的なケースで約270万、楽観的なケースで約140万程度が目安となります。
時期別のコスト発生イメージ
1. 15年目付近:設備の入れ替えラッシュ
ここが最初の大きな出費ポイントです。
- 悲観: 「壊れる前に交換」を推奨されるため、エコキュートやパワーコンディショナ(PCS)の交換でまとまった資金(約100万円超)が必要です。
- 楽観: 「壊れてから修理・交換」を選択。特にIHやロスガードのファン等は、部品交換のみで20年近く持たせることで、この時期の出費を半分以下に抑えます。
2. 30年目:外装のメンテナンス
一条工務店の保証延長に関わる重要な時期です。
- 悲観: 指定業者のメンテナンスを受け、30年目以降の保証を延長します。
- 楽観: 平屋であることを活かし、足場代を最小限に抑える交渉をしたり、保証延長にこだわらず必要な箇所だけ部分補修することでコストを削減します。
毎月の積立額目安
一条工務店「グランスマート(平屋)」の35年間のメンテナンス計画に基づき、「毎月の積立額目安」を算出しました。
結論から申し上げますと、将来の設備交換ラッシュに備えるためには、毎月 4,000円〜7,500円の積み立てが理想的です。
- 手堅く備える(悲観プラン): 月額 7,500円
- 工夫して抑える(楽観プラン): 月額 4,000円
この金額を「住宅メンテナンス専用口座」に分けておくだけで、15年目や30年目に訪れる100万円単位の出費に慌てることなく対応できます。
メンテナンス積立額の比較・詳細
35年間の総額を、単純に月数(420ヶ月)で割った試算です。
| 項 目 | 悲観的なプラン | 楽観的なプラン | 備 考 |
| 35年間の総費用 | 約270万円 | 約140万円 | 突発的な故障修理費を含む |
| 月額の積立目安 | 約6,430円 | 約3,333円 | 単純計算による平均月額 |
| 推奨する積立額 | 7,500円 | 4,000円 | 物価上昇や予備費を加味した額 |
| 15年時点の貯蓄額 | 135万円 | 72万円 | 第1次交換ピークの資金 |
戦略的な積立のアドバイス
1. 最初の15年が勝負
このシミュレーションで最も重要なのは、「15年目までに100万円近く貯まっているか」です。15年前後で「エコキュート」「パワーコンディショナ」「床暖房室外機」といった高額設備の寿命が重なる可能性が高いため、スタートダッシュで月々の積み立てを習慣化しておくことが、老後資金を守る鍵となります。
2. 「太陽光の売電収入」を充当する
太陽光発電による売電収入や、自家消費によって浮いた電気代があるはずです。
例えば、売電収入から月々5,000円分だけを「メンテナンス口座」に自動振替するように設定すれば、家計からの持ち出し感ゼロで標準プランの積立がほぼ完了します。
3. 平屋ならではの「プラスアルファ」
平屋は2階建てに比べて外壁の面積が少なく、将来の再塗装や目地打ち替えの際に「足場」が簡易的で済むのが最大の強みです。この「平屋ボーナス」があるため、一般的な一戸建て(推奨積立額1.5万〜2万円)に比べると、この4,000円〜7,500円という数字は非常に低コストで済んでいると言えます。
今後のステップ:資金運用の検討
特にこれから家を建てる若い方は、単に貯金するだけでなく、15年〜30年という長期スパンを活かして、この積立金を「新NISA(つみたて投資枠)」などで運用しながら準備するという選択肢もありますね。
例:月7,500円を年利3%で運用した場合
15年後:約170万円(普通預金より約35万円プラス)
30年後:約430万円(普通預金より約160万円プラス)


それでは、いい日でありますように!
Have a Nice Day!





