【一条・自立できる家。雨水だって無駄にしない No.2 】タンクは大きな屋根の下に! 

我が家のリサイクルと再生エネルギー

サワディーカップ!
今年の5月、終の棲家に”グランスマート平屋”を新築しましたシニアライフビギナー(64歳)です。
仕事の都合でまだタイにおりますが、シニアライフ満喫に向けて、あれこれ家のアップグレードを楽しみたいと思っています。

さて、今日のトピックは、雨水の貯水設備の具体案で、今年8月の投稿第二段。内容を少し具体化しています!
それでは早速行ってみましょー!

① 雨水の集水システムの全体感

通常、屋根に降った雨は、軒先に設置された軒樋(のきどい)で受け止められ、縦樋(たてどい)を通って排水溝へ捨てられます※1

  • 今回貯水しようとしている雨水は、縦樋に取り付けられた集水器から取り出します。
    集水器には網が取付けられていて枯れ葉などの異物がタンクへ入らないようにしてあります。集水器は通販で買うことも出来ますが、縦樋の形状・サイズには要注意です。
  • 雨水はタンクに貯蔵されますが、タンクが雨水で一杯になった場合は、余剰水だけ縦樋に戻されて排水溝へ捨てられます。
  • ここで使うタンクですが、300リットル以上の容器としてお勧めなのはエコキュートなどに使われていたステンレス製の中古タンクです。直径60cm, 長さ140cmくらい。
    SUS304より高価ですが耐食性に優れた SUS316※2がお勧めです。(304でも特に問題はないですが)
    雨水タンクは市販もされていますので色々研究してみて下さい。お洒落なタイプもあります。
  • ②でも後述していますが、タンクが地面に近く水圧が低いので、洗車や散水などには昇圧ポンプも併用します。
  • 雨が降らなくとも常に下限水位(例えばタンクの1/3)を保っておきたい場合は、水道からの自動注水を併用することになります。(構造は水洗トイレの自動給水弁などがシンプルです)

② 貯水タンクの設置場所

我が家の場合ですが以下ご参照下さい。

  • 露天風呂へ行く廊下の下にタンクを横置き。
    水圧を確保すべくタンクは縦置きにしたかったのですが適当な場所がありません💦(③ 設置場所を決めた根拠参照)。それに廊下の下だと手前をスダレや植物で隠すことも出来ます。
    洗車や花壇の水遣りには水圧が必要ですので水中ポンプなどの小型ポンプを検討予定です。
    勿論、電源元はソーラーパワーです。
  • エコキュートの中古タンクの場合、元々横置きとして設計されていないのでタンクのボディーが凹んだりしないように幅広のサドルで荷重分散等の工夫が必要でしょう。
    またドレン抜きを容易にする為にタンクを僅かに傾けて設置するようにします。
  • また、タンク内の水位を外から確認出来るようにレベルゲージを取り付けます。
    透明のビニールホースでもOKです。


↑このタンクの模型、実は単3電池です(笑) バルサでサドルを作りました。
その上の黒いパネルは、ソーラーウォールです。

↓実際の縦樋の位置です。テラス側に立水栓がありますので、テラスのグレーチング下を通ってタンクへ補助給水も可能です(e.g. タンクの1/3)

③ 設置場所を決めた根拠

  • タンクの設置場所は、雨水の量が一番豊富な雨樋の近くを選びます(=面積が一番大きな屋根の樋)。雨量が少ない時でも可能な限り集水するためです。
  • 我が家の場合は、南側でかつ西側の片流れ屋根(9マスのA or B)が最も雨水量が多いはずですので、露天風呂へ通じる廊下に近いAの屋根の縦樋から集水することにしました(赤ペンで差している樋です)。
  • 勿論、AとBの二本の縦樋を連結すれば倍の集水が可能です!

 

※1 雨樋の名称です。
恥ずかしながら、ちゃんと知らずに生きてました💦

たてどいは、縦樋、竪樋のどちらでもOKらしいです。
※2 ステンレス304と316の違いは何ですか?
SUS304は塩化物環境では不動態皮膜の生成が不安定となり、耐食性はSUS316に劣ります。 SUS304は海水に触れる場所や沿岸部などではあまり使われませんが、SUS316は耐食性が優れているため、潮風、海水の影響を受ける場所でよく使われます。 SUS304はニッケルの含有量が少ないため比較的コストが安いです。
【殺菌方法】
いくつかありますがお勧めは、UVランプです。
① UVランプ
タンクの大きさによって要検討ですが、UVランプを投入し、水中ポンプやエアーで水を攪拌すればタンク内の水の腐敗を防止できます。
商品は楽天などで買えます。一台3,000円くらい。

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② 銅
は滅菌作用が優れた材料としても知られていますが、銅板や銅線を貯水タンクに入れておくと、水の腐敗抑制やボウフラ対策に効果があるようです。
ただし、銅は動植物に必要な元素ですが与えすぎると悪影響を及ぼす点は要注意とのことでした。 今日の銅相場は1,280円/Kgでした💦上がってますね。

↓福田(@kurisakunchi)さんのブログが参考になりました。
雨水タンクに銅を入れたら、、
こちらも、参考になるリンクです!
雨水をもっと暮らしに活かそう【ローカルSDGs~身近な魅力を再発見~】
雨畑”とは面白い発想です(ほっこり)

出典:サイエンスポータルさん

【おまけ】
実は、井戸も掘ってみたいと思っています。
が、、海が近いものですから『塩水が出てくるのでは。。』と外構業者の方に言われました・💦
井戸掘りを専門の業者さんにお願いしたら80万円以上と言われましたので、もしやる時はDIYです(笑) YouTubeで勉強済みです!マンパワーは一条工務店の若手スタッフです(爆笑)

それでは、2023年の大晦日楽しくお過ごし下さい!
そして良い年をお迎えください❣️
Have a Nice Day!

 

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