2023年、人生の集大成として一条工務店の「グランスマート(平屋)」を新築しました、シニアライフビギナー66歳です。
現在、私はタイのバンコクで現役サラリーマンを続けておりますが、2026年春の本帰国後にこの家での暮らしを本格始動させる予定です。
「終の棲家/終の住処(ついのすみか)」
この言葉を聞いて、「定年後の話でしょ?」「自分たちにはまだ関係ない」と思う方も多いと思います。
でも、ちょっと待ってください。
もし、「最高に子育てしやすい家」と「シニアが快適に暮らす家」の図面が、実はほとんど同じだとしたらどうでしょう?
想定するパターンは、「老後のため」、「子育てのため」、「万が一、体が不自由になった時のため」等々あろうかと思いますが、実は、求められる家の仕様に大差はないと言うことに気付きます。
以前、住環境コーディネーター※の勉強をしていた頃から感じていたことです。

今日のお題は、”終の棲家を建ててみて、結局どんな家になったのか?(おさらい偏)”です。

ただ、今日の投稿で全てをご紹介することは出来ません。
ほんの一部です!
終の棲家を建ててみて、結局どんな家になったのか?

今日は、「なぜ平屋だったのか?」と「結局どんな家になったのか?」に対しまして、私の具体的なエピソードを交えてお話しします。
私が「平屋」を選んだ最大の理由
家づくりを始める際、真っ先に決めたのが「平屋」という選択でした。
そこには、私の実家や周囲の人達、これまでの自分の暮らしを通して感じた、自分なりに納得した理由があります。
- 「2階建ては、いずれ1階建てとして使うことになる」という確信
私の身内や周囲の高齢者の方々を見ると、ある時期を境に2階へ上がらなくなります。2階は「かつての子ども部屋」から「開かずの間(または物置)」へと変わり、結局は1階の狭い範囲だけで生活が完結してしまいます。せっかく建てた家の半分が死角になるのは、あまりにももったいないと感じます。 - 階段事故のリスクヘッジ
小さな子供や、高齢者の家庭内事故で最も多いのが「階段からの転落」だそうです。
体力もあり健康な時は気になりませんが、子育てや将来の老いた自分を想像したとき、階段という「垂直移動のハードル」を最初から排除しておくことが、最大の安全対策(リスクマネジメント)になると思いました。 - タイでのコンドミニアム生活の影響
バンコクでの生活はワンフロアのコンドミニアムです。すべての生活動線が平面でつながっている快適さを体感し、「日本でもこの『フラットな効率性』を再現したい」と考えたのも大きな理由の一つです。
それと、扉は全て吊りタイプで、敷居のない真っ平な床は、実に安全で快適です。
【比較表】平屋 vs 2階建て(終の棲家の視点から)
「終の棲家」として、なぜ平屋が有利なのかを比較表にまとめました。
| 項目 | 平屋(グランスマート) | 一般的な2階建て |
| 安全性能 | 階段ゼロ。転倒・転落リスクを最小化。 | 階段あり。将来の昇降が負担・リスクに。 |
| 動線の効率 | 洗濯・掃除・睡眠がすべてワンフロア。 | 上下移動が発生し、家事の負担が増える。 |
| 構造的安定性 | 低重心で地震に強く、一条の耐震性が最大化。 | 上層階の重みが下層にかかる。 |
| メンテナンス | 外壁や屋根の点検・修繕が容易。 | 足場を組む範囲が広く、将来の費用が高額。 |
| 家族の繋がり | 常に互いの気配を感じられ、孤立を防ぐ。 | 階層で分断され、コミュニケーションが減りやすい。 |
結局のところ、全世代が「楽」をできる家になった
私の場合は、家を建てる決断をしたのが63歳の時でしたから、当然シニアライフの視点で、平屋を選び、バリアフリーや全館床暖房を突き詰めて行ったのですが、後に気づいたことは、「高齢者に優しい家は、世代を問わず誰にとっても最高に暮らし易い家である」ということです。
1. 温度差のない健康的な住環境
タイの年中暑い環境から日本の冬に帰る際、最も恐ろしいのがヒートショックです。
一条工務店の「全館床暖房」は、家中どこにいても、24時間Tシャツで過ごせるほどの快適さを提供します。
これは、シニアの健康を守るだけでなく、朝起きるのが辛い受験生や、床に近い場所で遊ぶ小さな赤ちゃんにとっても、最高の環境になります。
特記すべきは、一条工務店の床暖房は、床がポカポカしません。室温と同じです。
2. 究極の遮音性と自分だけの時間
一条工務店・グランスマートの4枚3層ガラスと、190mmの高性能ウレタン壁が生み出す「静寂」は驚異的です。雨音は全く聞こえないレベルです。
深夜までピアノを弾いても、お隣に迷惑を掛けることはありません。
3. 経済的な安心を未来に贈る
若い世代もシニア世代も、経済的に余裕のある人はそう多くはないです。
その点、メンテナンスの手間がかからない「ハイドロテクトタイル」の外壁や、電気代を抑える「太陽光発電・蓄電池」は、何物にも代えがたい安心材料です。
ランニングコストの節約になるのはもちろん、家そのものの資産価値も高いまま維持できます。
まとめ
「終の棲家にふさわしい家」とは、単に手すりを付けることではありません。
階段という物理的な壁を取り払い、温度と空気という見えない環境を整え、将来のコストをテクノロジーで先回りして解決しておくこと。
結果として完成したのは、私のようなシニアライフビギナーはもちろん、働き盛りの世代も、これから育つ子どもたちも、誰もが「帰りたくなる家」でした。
「平屋のグランスマート」という選択は、私の人生において、タイでの挑戦に並ぶ最高の結果を生み出してくれると信じています。

出典:国土交通省より作成

★ 終の棲家づくりに役立った ”住環境コーディネーター” の勉強
福祉住環境コーディネーター 2級で「できること」の詳細
2級は「実務レベル」と位置付けられており、3級の基礎知識をベースに、より具体的・実践的なアプローチが可能になります。
1. 介護保険制度における「理由書」の作成
介護保険の住宅改修費支給(上限20万円)を受けるには、なぜその改修が必要なのかを説明する書面が必要です。2級保持者は、外部の専門家としてこの書類を作成できます。これは、ケアマネジャーが忙しい場合や、より建築的な視点が必要な場合に非常に重宝されます。
2. 医療・介護と建築の「通訳」
リフォーム現場では、「段差をなくしたい(介護側)」と「構造上難しい(建築側)」といった意見の相違がよく起こります。2級保持者は両方の知識を持っているため、以下のような調整が可能です。
- 医療・介護職へ: 建築基準法や施工の限界を考慮した現実的な提案。
- 建築職へ: 疾患の特性(リウマチ、片麻痺など)に基づいた、ミリ単位の手すり位置の指定。
3. 福祉用具と住宅改修のトータルコーディネート
単に手すりをつけるだけでなく、「福祉用具(レンタル)」と「住宅改修(工事)」を組み合わせた最適な提案ができます。
例:玄関の段差をスロープ(工事)にするか、昇降機(用具)にするかの判断など。
4. ライフステージに応じた住まいへの助言
高齢者だけでなく、障害者やその家族も含めた「家族全員が安全に暮らせる住環境」をプランニングできます。

それでは、いい日でありますように!
Have a Nice Day!




