これは稲盛和夫氏の名言です。
今朝、早朝ウォーキング中にSNSに流れて来たのですが、実はこの稲盛氏の名言は、私に思い出させるかのように頻繁に流れて来まして、以前にも投稿させて頂いています。
折しも新年度!組織改正にも少なからず関係する名言だと思いました!
『君と僕が考えが同じなら二人も要らない。違うから必要なんだ』
稲盛氏のこの言葉は、組織や人間関係における「多様性の重要性」とか「相互補完の価値」を端的に表したものだと思いまして、改めて記録しておこうと思いました。
経営トップが、”Yes Man”を従えて長年独裁経営!なんて話しをよく聞きますが、稲盛氏は違ったようです!

例えば、タスクフォースを組成する際の条件に、”気の合う人、話しやすい人、同じ志を持つ人”などあろうかと思いますが、それと稲盛氏の言う”考えが同じ人”とは混同しないよう注意が必要です。
以下、稲盛氏の名言についての考察です。
1. 同じ考えだけでは成長が止まる
タスクフォースチームのメンバー全員が同じ志を持っていたとしても、もし全員の考えとかアイデアが同じだったら、新しい発想は生まれず、成長や進化が難しいと言えます。
特に、ビジネスの世界では、環境の変化に対応し、絶えず新しい価値を生み出し続けることが不可欠。異なる視点や意見があるからこそ、議論が生まれ、最適な解決策を見つけることができるのだと言えますね。
2. 違いがあるからこそ価値が生まれる
個々の考え方や経験が異なることで、それぞれが持つ強みを活かし合うことができます。
例えば、慎重な人と大胆な人がいることで、リスクを管理しながらも好機を探す!新たな挑戦が可能になったりします。
これは、リーダーシップにおいても重要なポイントかと思います。
一人のカリスマ的リーダーが全てを決めるよりも、多様な意見を取り入れ、柔軟な判断を下すことができるリーダーシップの方が、組織全体の力を引き出すことができます。
黒歴史にはカリスマが必ず登場しますね・・
昔は『いやーxxPM無しではこの仕事は成功しなかった!』的な武勇伝がいくつもありましたが、最近では、そのような個人芸は評価されなくなりました。
3. 違いを受け入れる姿勢が大切
違いがあることは時として対立を生むこともあります。激論へと発展することもありますね!
しかし、稲盛氏の言葉が示すように、その違いこそが成功や成長には必要なのだと思います。
重要なのは、お互いの違いを認め、尊重し、最善の解決策を見出すことです。
これができる組織やチームは、強い結束力を持ち、変化に対応できる柔軟性を備えています。
チームをまとめ上げるリーダーが、どこまで中立的な立場で傾聴し、課題を抽出し、最適解を見つけ出し判断を下すか!ですね。

余談ですが、
『お互いの違いを認め、尊重し、、』
これ、実は夫婦にも共通する話しですね!
そもそも性別が違います!育った環境も、価値観も、趣味も違う。
だからこそ一緒に居る価値があるんです(笑)
まとめ
稲盛和夫氏の「君と僕が考えが同じなら二人も要らない。違いから必要なんだ」という言葉は、単なる個人の考え方にとどまらず、組織運営や経営においても極めて重要な指針と言えそうです。
多様な意見や視点を持つことが、新たな価値を生み、成功へとつながるのなら、異なる意見があることを恐れず、それを活かすことができるかどうかが、組織や個人の成長に大きく影響すると言えるでしょう。

いよいよ新年度の始まりです!
勝ち抜く組織の在り方に一石を投じそうな名言でした。
4月1日付けの新組織は大丈夫かな?

それでは明日も良い日でありますように!
Have a Good Day!