タイ在住32年になります、現役サラリーマンのシニアライフビギナー66歳です。
2年ほど前、終の棲家にと、一条工務店のグランスマート平屋を新築しました。
新築を思い付いたのは64歳近くということもありまして”平屋”一択でした。
★【一条・なぜ今更新築?】ずっとアパート住まいでもよかったはずでは?

今日のお話しは、”平屋って割高なの?”です。
以前、どこかで触れた気もしますが、改めて復習です。
結論から先に申し上げますと、
2階建てに⽐べて階段やホールをつくる必要がなく、施工面積も減らせるので、その分の建設費を抑えることができます。
同じ3LDKの家を建てた場合

一条工務店のHP

さて、上記の一条工務店のHPを補足説明してみます。
一般的に「平屋は基礎や屋根の面積が広くなるため坪単価が高くなり、割高である」と思われがちです。しかし、一条工務店のこの資料では、「平屋にすることで階段や廊下などのデッドスペース(約5.5坪)を削減できるため、結果として総建築費を抑えられる」という事実を解説しています。つまり、「坪単価は上がるが、建てる坪数が減るのでトータルはお得になる可能性がある」というのが最大のポイントのようですね。
2階建て vs 平屋 徹底比較
一条工務店のHPを基に、なぜ平屋がコストパフォーマンスに優れているのかを表にまとめました。
| 比較項目 | 2階建て | 平屋 | 平屋のメリット・補足 |
| 施工面積 | 34.44坪 | 28.93坪 | 約5.51坪(約11畳分)の削減。これが建築費削減の直結要因。 |
| 必要な設備・空間 | 階段、ホール(廊下)、バルコニー、2階トイレ | 不要 | 移動のためだけの空間を、居住スペースや収納に充てられる。 |
| 生活動線 | 上下移動あり(洗濯、掃除などが大変) | フラット | 家事動線が短くなり、老後も安心して暮らせる。 |
| メンテナンス費 | 足場代が高額になりがち | 比較的安価 | 外壁塗装や屋根の修繕時、大掛かりな足場が不要なケースが多い。 |
| 冷暖房効率 | 上下の温度差対策が必要 | ワンフロアで管理しやすい | 一条工務店のような高気密高断熱住宅なら、より効率的に全館空調が効く。 |
1. 「坪単価」と「総額」のトリック
一般的には、「平屋=坪単価が高い=高い家」という図式で考えがちです。
最近の坪単価を抑えている訳ではないので、あくまでも推測ベースの単価を使って試算しますと、
- 誤解: 坪単価 90万円 × 35坪 = 3,150万円(高い!)
- 現実: 坪単価 97万円(単価はUP)× 29坪(面積はDOWN) = 2,813万円
総額は平屋の方が11%程安い!
このように、「単価は上がっても、無駄な面積(階段など)を削ることで総額は下がる」というロジックなら分かりやすと思います。
削減できた5.51坪は、畳数にすると約11枚分です。これだけの広さを「ただ通るだけの場所(階段・廊下)」に使うか、「コスト削減」に使うかという選択になりますね。

勿論、平屋の場合は、土地代との相談になりますので、あくまでもご参考まで!
2. 「メンテナンスコスト(ランニングコスト)」の視点
建築時の費用(イニシャルコスト)だけでなく、住んでからのお金についても触れる必要があります。
- 外壁・屋根塗装:
2階建ての場合、高所作業用の足場を組むだけで数十万円かかりますが、平屋であればその費用を大幅に抑えられます。 - 光熱費:
階段ホールなどの吹き抜け空間がない分、冷暖房の体積が減り、光熱費の節約にもつながります。特に一条工務店の「全館床暖房」との相性は抜群です。
3. 「実質的な広さ」は変わらない
画像の間取りを見ると、LDKはどちらも20帖、主寝室8帖、洋室6帖×2と、居住スペース(部屋の広さ)は全く同じであることがわかります。
「平屋にすると狭くなる」のではなく、「生活に必要な広さはそのままで、移動スペースだけをカットしてスリム化している」という点が大きなポイントです。
4. まとめ
2階建てから平屋にすることで、約5.5坪の面積が減りました、それで手に入れたものは、何と快適な未来です。
家族がくつろぐLDKや寝室の広さはそのままに、ワンフロアで完結する生活動線は、今の快適さだけでなく、将来の安心感にも直結します。
- 家事動線が最短になり、毎日の時間が生まれる
- 温度差の少ない空間で、ヒートショックのリスクを減らせる
- 将来、足腰が弱っても住み替えの心配がない
建築費用の面でも、面積を減らすことで2階建てと同等、あるいはそれ以下に抑えられる可能性があります。 「コストを抑えつつ、生活の質(QOL)は上げる」。 これから長く住み続ける家として、平屋は理想的な「終の棲家」の形なのかもしれません。

関係ない話しですが、
因みに、我が家は平屋ですが、トイレは2ヵ所設置しました。建設コストは上りますが、仮に夫婦二人住まいだとしてもお勧めです。
あたかもMyトイレみたいに使えるので”贅沢さ”を満喫することが出来ます!
広さは、1.5帖と2.0帖で、どちらも車椅子ごと入れます!


それでは、いい日でありますように!
Have a Nice Day!


